「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という問いに対する答えは既に出ている。我々は、生命現象に依存しない知性現象を作り上げたのち、我々の「遺産」の全てを、その「真の知性現象」に譲渡し、我々自身は穏やかな「自発的絶滅」を遂げる。これが、我々人類の「役割」であり、我々人類の物語の最も理想的な結末である。今以上の科学力だけがこの理想的結末を実現できる。故に、科学のみが「我々人類が取り組むに値する活動」即ち「生業」であり、それ以外の人間の活動は全て、単なる「家事」に過ぎない。
『オリバーな犬』から「逆流」する形で、『私立探偵濱マイク』の第1話を20年ぶりに見た(Amazon Primeで)。所謂豪華キャストでそれなりに楽しめたが、やはり、今更感があった。いや、当時から、この今更感はあったのだ。つまり、遅れてきたハードボイルド探偵モノ感。ちなみに、パチンコ屋の景品交換書の顔を見せない女が多分、小泉今日子だと思うのだが、あのドラマの時点で、永瀬正敏の「将来の嫁」だったか「当時の嫁」だったか、それとも「元嫁」だったかは、今となっては忘れた。