2024年6月29日土曜日

『光る君へ』第25回「決断」:メモ

所謂「考察」にはさほど関心はないが、「行間を読む」のは愉しくて仕方がないので、今週の『光る君へ』(第25回「決断」)は「The 行間」の回で、クラクラするほど愉しめた。例を挙げるなら、①道長が一条天皇に「辞表を叩きつける」場面。②蔵之介(役名忘れた)が、道長に「結婚の報告」をする場面。③まひろさんが、蔵之介から「左大臣(道長)に結婚の報告」をしたよ、と聞かされる場面。④百舌彦(本多力)が届けてきた〔道長からの結婚祝い〕に入っていた手紙が〔道長の直筆ではなかった〕ことが分かるところからの最後の場面まで。行間、行間、行間の嵐。特に、③のあとの「無言・無BGMの十数秒」は秀逸。いや、①の「許さない」道長もよかったなあ。

更に、野暮なことを色々書けば、最初の方で、まひろさんが越前で見上げた月が、モノすごーく遠くにあるのに、その直後に道長が京都で見上げている月は、(昔のまま)割と近くて大きい。これは、勿論、まひろさんにとっての道長との「心理的距離」と、道長にとってのまひろさんとの「心理的距離」以外の何物でもない。直後に、道長が自分の子供達と「イチャついている」場面を挿入する、視聴者フレンドリーな演出。

あと、蔵之介が、わざわざ道長に「結婚報告」をしたのは、まず道長に「まひろとは心の縁を切れ」というメッセージを送り、それを受けた道長が、ちゃんとまひろさんに「直筆ではない手紙」を送ることで「僕らの恋はもうオシマイですよ」を伝え、結果、まひろさんが蔵之介との結婚を決意するという流れを、二人よりも「大人」の蔵之介が作っているということ。「忘れえぬ人」を「とりあえず」忘れてもらわないことには、まひろさんはいつまで経っても蔵之介と結婚はしないからね。でも、これは蔵之介の悪意ではなく、或る種の「優しさ」だろうなあ。まあ、京極夏彦的に言えば、まひろさん(と道長)「憑き物を祓った」ということ。

そうそう。同僚たちにせっつかれて、「じゃあ、私がきつく意見しよう」と、左大臣(道長)に直談判にやってきた右大臣が、結局、腰砕けになってよくわからない挨拶をして帰ってしまう場面も好かった。このドラマは、僅か数文字の和歌に感嘆するような「察する能力の高い者たち」が主人公のお話なので(「人殺し」たちが主人公のいつもの「大河」とは違う)、きつい意見など何ひとつ口にせずモニョモニョ言って帰って行っただけの右大臣の行動の「真意」を、道長はちゃんと「察して(理解して)」(右大臣以下の者たちも我慢の限界にきてるんだなあ)、お上に「最後通牒」を突きつける決断をする。あの場面とかも、右大臣の情けないキャラを描いているようで、実は、道長の「能力」の高さ(安倍晴明の言うところの「よいもの」)を描いている。

そうそうそう。安倍晴明に「よいものを持っているのだからそれを使え」と言われた道長が、具体的にはっきり言ってもらわないと、何のことだか分からない、と答える場面は、「巨人」とクーパー捜査官のやり取りを連想した(『Twin Peaks』ファン限定)。まあ、「よいものをお持ち」で最初に頭に浮かぶのは、初対面のララァを評して言ったシャリア・ブルの言葉の方だけど(『ガンダム』ファン限定)。

いずれにしろ、明日の第26回が楽しみだなあ。

『細かすぎて伝わらない』を楽しく観た(TVerで)。
絶対、エステの店員のヒトが優勝だと思ったけど、違った(準優勝だった)。

2024年6月27日木曜日

chrome bookのキーボードのバックライトの消し方

chrome bookのキーボードのバックライトの入切/調整:[alt]+[輝度ボタン]↑↓



明るい環境では逆光になってジャマで仕方なかった(勿論、暗い時は便利)キーボードのバックライトを消す方法をやっと見つけた。清々した。

2024年6月22日土曜日

『The Boys』season 4:メモ(第4話まで観た)

『The Boys』の第4シーズンを堪能している。2周ずつ観ている。第4話まで観たところだと、それぞれの登場人物が、それぞれの「黒歴史」を「精算」するシーズンのよう。


でも、一番喜んだのは、第2話で、『主人公は僕だった』(5周以上している)の主人公のヒト(ナントカ・フェレルか、フェレル・ナントカ)が出てきた場面。すっかりアタマが白くなっていたので、最初は、あれ、やっぱり別人なのかな、と思ったけど、作中の「映画監督」のセリフで、歯ブラシを動かす回数を数えるナントカ・フェレル(か、フェレル・ナントカ)だと確信した。


2024年6月20日木曜日

老猫は手首が痛い


 

老猫は手首が痛いので、浮かせてやると極楽顔になる。

2024年6月18日火曜日

2024年6月17日月曜日

犬の時が一番怖いのは、『遊星からの物体X』のせい

『ヒドゥン』:遍歴
  1. デフリーズ(ハンク・ジェニングス)
  2. ミラー(胃の悪い人)
  3. ストリッパー
  4. 警部補(上司)
  5. ウィリス刑事(同僚の刑事)
  6. 上院議員


2024年6月16日日曜日

『光る君へ』を毎週2周ずつして愉しんでいる(初見+おさらい)。で、ついさっき、登場人物が誰一人として京都弁を喋っていない(京都訛りすらない)ことに気づいて、衝撃を受けた。

更に進めて、「もしかしたら、万葉集とかは、本来、京訛りで音読するべきものなのか?(少なくとも京の公家さんが詠んだ歌は)」という「懸念」が頭をよぎり、また動揺。京訛りの万葉集、かなり印象が変わるなあ。

2024年6月15日土曜日

2024年6月13日木曜日

なんにも期待せずに、ちょっとした気まぐれで観た『あの日偶然そこにいて/憧れのロイヤルウェディング』(NHK総合)だが、〔テレビがどうやって人とか物とかを探し出すのか〕が分かって面白かった。人生の〔30年後の「答え合わせ」〕的な要素も好かった。
ゴールディングの『蝿の王』をGoogle で音声検索しようとすると、検索窓には一瞬 「ハエの王」って表示されるんだけど、結果的には「綾野剛」が検索されて「綾野剛は日本の俳優です」って言われる。3回やったけど3回ともそうなった。綾野剛って「蝿の王」だったのか。

2024年6月10日月曜日

【英語無手勝流】bornは「bear:産む」の過去分詞。輒ち、「I was born」の「本当」の意味は「私は産まれさせられた」!赤ん坊は自分の意思で産まれてくるのではなく、あくまで、母親によってこの世界に「届けられる:deliver」存在という捉え方。

2024年6月5日水曜日

【バイコマ】グローダーの「頭がポン!」は、FC版『ヒットラーの復活』のヒットラーの「頭がポン!」の「引用」だということに、今頃気づいて、唖然としてる。

『アンチヒーロー』第8話:メモ

今ふと思ったけど、アキズミ弁護士(長谷川博己)は、「再審」でシミズさん(緒形直人)を無罪にするのではなく、真犯人を暴くことで、間接的に、シミズさんを無罪にするんじゃないかなあ。

最初は、今回からあからさまに不審な表情を繰り返している木村佳乃(役名忘れた)が伊達原(野村萬斎)を「裏切って」、主人公に協力し(例えば、再審のための新証拠の動画は他にも残っていた系)、なんとか、シミズさんの再審が開かれるのだろうと思っていたけど、主人公が真犯人と「直接対決」し、勝利した結果、シミズさんの無罪が決定する方が、お話的には盛り上がりそう。