2022年5月30日月曜日

ドズルの気持ち

ガルマの国葬をするしないで、デギンと〔ギレン/キシリア〕がモメている場面で、ひとりで「シャアに腹を立てて」「怒っている」ドズルの「的外れ」なふるまいの真意(本音)がスルッと分からない(らしい)岡田斗司夫は、やっぱり、本人が言う通りサイコパスなんだなあ。

忘れ午乳用

フルーチェを常備しておけば、忘れていた牛乳を「発見」したときに困らなくてヨイ。

桃缶味

アオハタの白桃ジャムは、桃缶の美味さ。

ファミレスガンダム

『ククルス・ドアンの島』の「冒頭10分動画」を観た。『ジ・オリジン』と一緒で、やっぱり「ファミレス・ガンダム」だった。

2022年5月29日日曜日

スノードーム

ETV特集「ぼくは しんだ じぶんで しんだ 谷川俊太郎と死の絵本」を視聴した。

2022年5月28日土曜日

現在の地球人類がオリジナルでもコピーでもそんなことはどうでもいいハナシ

「人間の物語製作者や科学者の中には、〔今居る地球人類は、先行する他の知性体によって作られたのかもしれない〕という思いつきに取り憑かれて、ムキになってそれを追求している者たちがいるけど、幼稚だね」

「遺伝子工学や人工知能研究の現在を知る身となってみれば、或る知的存在が、自身を〔モデル・参考〕にした〈複製〉を作り出し、全宇宙にばらまくことは、科学技術的に〈どうということはない〉こと。現在の人間にすら、やろうと思えばできなくはない

「現実に、地球人類が、宇宙の知性体として、〈オリジナル〉ではなく、先行する他の知性体の〈コピー〉だったとしても、オリジナルである異星人を、所謂〈神〉として特別視する必要は全くない。全くないどころか、時間と労力の無駄。せいぜいが、〈僕のお母さんは世界一〉レベルの、微笑まし迷妄」

「少し冷静になってみたまえ。今の地球人類ですら、そうした〈先行者〉=〈神〉に簡単に成れてしまえるのだ。その時、自分が作り出した、自分の〈コピー〉から神として崇められたら、買いかぶられているだけと思うに決まってる。そして、こう言いたくなるはずだ。君たち、他のもっとやることがあるだろう!

「真に問われるべきなのは、だから、地球人類の起源ではないのさ。〔宇宙に散らばる(かもしれない)全ての知性体が、それぞれに先行する知性体の〈コピー〉だったとしても、では、その一番最初の〈先行者のいない知性体〉はどのようにして誕生したのか?〕ということ。これを通俗的に言えば、〔人間は神が作ったとしても、ではその神は何が作った?〕となる」

「その答えは既に存在する。DarwinのNatural Selectionだ。身もふたもない。神は弱肉強食の産物なのさ。最初の神と雖も、モトはその辺をもぞもぞしている虫と同じ。今更相手にしなくていい。他にやることがあるだろう」

「序でに言うなら、激しい〔生みの親探し欲求〕は、生命教信者の典型症例だから、今の段階の地球人類に、それをやるなと言っても難しいのは、その通りなんだけどね」

2022年5月27日金曜日

AP20220527

開明性

社会の開明性を決定するのは、科学力ではなく、生命教からの自由度。

ハリーの「廉価版」

『惑星ソラリス』(言うまでなくタルコフスキー版)をまた観た。観る度に『ブレードランナー』のレイチェルは、ハリーの「廉価版」もしくは「劣化版」に思える。イッソのこと、『ブレードランナー』自体が、『惑星ソラリス』の「コドモ用/中学生用」と言いたいくらい。

見れば見るほど

 大抵どんな映画も、予告編は面白いものだが、今度の『ククルス・ドアン』は、予告編やちょい出しクリップ動画を見れば見るほど、「見るだけ時間の無駄な映画」という印象がどんどん増していく。

2022年5月26日木曜日

自己完結型異世界転生

「人間の、ただの生物としての平均寿命は、30〜40才くらいでしょう。今は科学で支えて80〜90才くらいまでは行く」

「50才から人生を数え始めたとしても、あと30年は生きる見込みがある」

「人生は一度きり、と、ヒトは言いますが、こう考えてみると、そうとも言い切れない。やりようによっては、〈2周〉できるのが今の人間の人生らしい」

「〈2周目〉の人生は、さすがに80年もないけれど、それでも〔ただの生き物としてのヒトの平均寿命〕と同じくらいはある」

「50年分の経験を生かして、〈2周目〉の人生で有利にコトを連ぶ。これは、まあ、所謂cheatってヤツですよ。50才から〈2周目〉の人生を始めるのは、だから、或る種の〈自己完結型異世界転生〉でもある。と、言えば言えなくもない」

2022年5月25日水曜日

生命現象の媒体としては全く不適格な生命現象

「生命現象が、知性現象の媒体としては全く不適格である理由はいくつかあるが、一番の理由は、それが自然淘汰の産物であることだよ」

「考えてみたまえ。例えば、自然淘汰は、強姦魔を一切罰しないどころか、むしろ優遇するぢゃないか」

2022年5月24日火曜日

武蔵とプーチン

ウクライナ侵攻が始まった頃、たまたま、『刃牙道』の終盤巻あたりを読んでいた。

『刃牙道』というは、大金持ちの老人が、遣伝子工学と降霊術を組み合わせ、道楽で、宮本武蔵「本人」を現代に蘇らせる所から始まる、それ自体はバカバカしい、ファンタジー格闘漫画。その後、戦国時代の元祖「最強」と、現代の「最強」たちの間で、〔典型的な・刃牙的な・荒唐無稽な〕「対決」が繰り広げられる。

それはいい。

この漫画を読んで誰もが気付く、この漫画の重要なモチーフは、武蔵の圧倒的な「場違い」感。

どういうことか?

武蔵は所謂「剣豪」なので、ここぞという対決では、刀(カタナ)を使う。一方、主人公バキに代表される現代の「最強」闘士たちは、原則、徒手空拳。つまり、武蔵が勝つと相手は死ぬが、バキたちが勝っても相手は死なない。両者の「勝敗観」は全く別物なのだ。

作品を読み始めた当初は、格闘技の元々は生命の奪い合いなのだから、武蔵の勝敗観こそが〈純粋〉〈ホンモノ〉で、バキたちのソレは所詮ただの〈アソビ〉に思える。しかし、巻数を重ねていくうちに、〔そうではないこと、「むしろ逆」なこと〕に気付かされる。

より純粋な勝敗観は、むしろ、バキたち現代の闘士たちの側にある。武蔵の「死んだ方が負け・生き残った方が勝ち」は、ちょっと格好をつけただけの、単なる捕食行動にすぎない。要するにネズミを殺すネコの〈勝敗観〉と大差ない。

対決の〈愉しみ〉や〈充実感〉は、相手の生命を奪うこと自体にはないことに、バキたちは〈気付いて〉いるが、武蔵がそれをはっきりと自覚するのは、殆んど最後の頃。それは、武蔵が、敵の息の音を止める手段〈にすぎなかった〉格闘技・剣術の近くに居すぎたせい。武蔵は、だから、立ち合った相手の生命を奪うことと、自身の〈剣の強さ〉を証明することを分けて考えることが、なかなか出来なかった。

〔相手の生命を奪うことを決着とみなす〕ことの一番のモンダイは、〔対決・対戦〕の外側に及ぶ〔対決の結果の影響〕が甚大なこと。具体的に言えば、敗けて生命を落した側の親兄弟・子、あるいは友人・同寮たちのその後の人生にオソロシイほどの影響を与える。これは既に、〔モノ好き同士が腕くらべ・力くらべをしただけ〕では済まされない厄介なモンダイ。「ナニカもう次元の違うハナシになってるよネ」という状況。

言ってしまえばこういうこと。

例えば、現代人の性行動は、殆んどの場合、繁殖目的ではない。妊娠はむしろ「失敗・しくじり」とみなされることが多い。バキたちは、純粋にsexを喩しむために避妊を怠らない。一方、武蔵は、本当はsexを喩しんでいるのに、その自覚がないから、相手を「ハラマセた」ことをヨロコンだり、自慢したりする。しかし! sexを喩しみたいだけだったのが、コトが妊娠にまで至ると、ホラ、もうやっぱり〔次元の違うハナシ〕になってしまう。

で、ようやく本題。

21世紀の今、大っぴらな軍事侵略をやってしまうプーチンは、現代の闘技場で対戦相手を斬殺してしまう武蔵なのだ。隣国との外交問題を〈解決〉する手段として、その隣国に実際にミサイルを撃ち込み、戦車を送り込むのは、野蛮というより、「分かってない」証拠。ちょうど、〔勝負を喩しむだけなら、何も相手を斬り殺す必要はない〕ことが分かっていなかった〔『刃牙道』の中の武蔵〕のように。

2022.05.24【む】

2022年5月20日金曜日

猫さん(2022.5.20)

喩えるならそれは、アナログレコード式iPodのようなもの

生身の人間が乗り込んだ宇宙船で恒星間探査をやろうとするのは、アナログレコードでiPodを作ろうとするようなものだよ。

サカナ人が到達できる科学力の限界が、サル人(所謂ホモサピエンス)が到達できる科学力の限界よりもずっと低くなるのは、水面下(水中)で実行可能な科学実験が、陸上(大気中)で実行可能な科学実験よりも、ずっと少ないからだ。

同じ〔知性現象の媒体としての生命現象〕であっても、水中のサカナ人と陸上のサル人とでは、やはり、〔できること〕に格差が生まれる。これをもっと一般化すると、〔知性現象の媒体には、各々の発展度合に応じた活動領域がある〕となる。

サル人という媒体がどうにか応じることのできる活動領域は、木星圏あたりまでだろう。ギリギリムリして土星まで。天王星だの海王星だのになると、2、3世代に跨がるの一大事業になってしまい、そんな封建的なコトは、アリ人やハチ人でなければ、ウマく行くはずがない。

系外探査となれば、尚のコト。地球文明が太陽系の外に飛び出すために是非とも必要な〔知性現象の媒体〕は、人工人格を搭載した、所謂「機械の体」であることは、実は、改めて言うまでもないコトなのだよ。

2022年5月19日木曜日

信じてる証拠

オトナがわざわざ「私はサンタクロースを信じていません」などとコトワッタリしないだろ?

訊かれてもいないのに、「私は占いを信じません」「私は神を信じません」とつい言ってしまうのは、そういうモノを信じている証拠なのさ。

安楽死、妊娠中絶など

・全ての宗教は迷妄である。
・全ての宗致は生命教の変奏である。
・人間に関するあらゆる問題は、生命教の教義か否かで、選り分けることができる。

例えば、「安楽死」「妊娠中絶」は、生命教の教義に反するので、強硬な反対が巻き起こる。実態は「信仰に対する挑戦」だからだ。

しかし、全ての宗教は所詮は迷妄なので、人類が「前進」を望むなら、教義という「レンズの汚れ」を拭き取って、クリアな事実を見るべきである。

3年

中村せん「連れ合いが亡くなって3年...」
(第2話より)

主水が仕置人を始めたのは、義父(せんの夫、りつの実父)が死んで3年後。

2022年5月18日水曜日

5倍

考えてみるってえと、『ERASER HEAD』は完成までに5年かかったと言われてますが、『TWIN PEAKS』が完結するには、その5倍の25年が必要だったというワケですなァ。

2022年5月17日火曜日

ポリグロット

ポリグロット:いくつもの言語を話せる人。

ハイパーポリグロット:11以上の言語を話せる人。

(COURRIER)

2022年5月16日月曜日

環流

老人や貧乏人に「配られる」カネを惜しがるバカが多いけど、それらが生活費として消費されている限り、誰かの儲けや給料になるのだから、何も「惜しい」ことなどないのだ。

2022年5月15日日曜日

古東京川

古東京川 (ことうきょうがわ):東京湾の海底に残る古代の川の流れ。東京湾を出入り
する大型船の航行ルートになっている。

(ブラタモリ)

2022年5月14日土曜日

防護壁

有名シェフや有名店監修のコンビニ商品は、彼らの顔や名前を使って売上げを伸ばす目論見でやっているのだとずっと思っていたけど、もしかしたら、パクリだと言われたときの「防護壁」や「保険」の〔意味・機能〕というのが、コンビニの真の目論見かもしれないと、気付いた。さっき。

監修を頼んだ当の有名シェフや有名店からパクリだと云われないようにするための予防策であることは勿論だが、名前も知らない「有名店」から、突然、「おタクの新発売の納豆プリン、ウチが20年前から売っている納豆プリンに、味も見た目もソックリだけど、パクったんじゃないの?」などと「言いがかり」をつけられないためのハッタリとしての「監修」戦略。当然、監修を頼む相手にはナイショのハナシで。

猫さん(2022.5.14 何か居る)

2022年5月13日金曜日

ライダーキック

119周目にして「ライダーキック」発見。先に空中にジャンプしてから、捕えて、ジップキック。地上からのジップキックより威力があるような気がする(未確認)。少なくともスナイパーたちは一撃。

鉄と綿

「鉄1kgと綿1kgどちらが重い?」答えはもちろん…鉄に決まってるw←科学の知識を総動員した“屁理屈理論”に「これはすごい」の声2022/05/05 21:30ニコニコニュース

→ついでだから、「鉄1kgと鉄1kg」ではどちらが重いかにも答えて欲しいよね。やっぱり「同じ重さ」にはならない(天秤は釣り合わない)だろうからね。

今更言うまでもなく、「鉄1kgと綿1kgではどちらが重い?」という問いは、本気で「物理的な事実」を尋ねているワケではない。人間の〔認知や理解〕の〔誤解を生じ易いクセ」を〔知らしめる・体験させる〕ための「錯覚ゲーム」のようなモノだ。

だから、本当は、「同じ重さの鉄と綿ではどちらが重い?」と尋ねる方がマチガイはないのだが、そんなふうにマトモに訊いてしまうと、誰もヒッカカラナイので、「同じ重さ」を、敢えて「紛わしい」別のコトバ(1kg)に置きかえている。

「鉄1kgと綿1kg」は或る種の寓話だとも言える。その謂わんとするところは、「同じ重さの鉄と綿を想像しても、あなたにはやっぱり、鉄の方が重いと思えてしまうでしょう?それが人間の〔認知力・理解力〕の陥穽ですから、気を付けましょうね」である。

2022年5月12日木曜日

あの世コント

志村「バカヤロ、何やってんだ、おまえ!」
竜ちゃん「...スンマセン」
長さん「ケン、おまえもだ」
志村「...スンマセン」

志村の前でシュンとしてる竜ちゃんの姿が目に浮かぶ「あの世コント」

妊娠中絶の権利

妊娠中絶を選ぶ権利が当事者である女性に与えられるのは当然である。しかし、その権利は、当者である男性にも与えられていなければ、ただの欺瞞になる。

正統後継者

イスラエルとロシアが、ナチスドイツの「正統後継者」であるように、北朝鮮と中国は、大日本帝国の「正統後継者」。やっていることを見れば、誰でも分かること。連中の方が、「先輩」たちよりも、ヤリカタが多少「巧み」なだけ。(ロシアと北朝鮮に関しては、むしろ、より「稚拙」だが...)

負けて勝つ

第2次大戦で「日本」は負けたが、そこに住む人々は「勝った」。曲がりなりにも民主主義的自由(民主主義は、社会主義や全体主義よりも、脱生命教の近くに居る)を手に入れたからだ。一方、「戦勝国」の露や中の人々は、その意味では「負けた」。改めて言うまでもなく。

戦争に於いて、政府の勝利と人々の勝利は、全くベツモノ。

老いた独裁者

老いれば人格も変わる。長期に渡って権力の座に居座る独裁者のアヤウサは、ここにある。

2022年5月11日水曜日

「な」から始まる

夏目以漱石、永井荷風、中島敦。好きな「小説家」は全員「な」で始まることに今気付いた。

異常性

大抵の「探偵モノ」「推理モノ」は、「殺人」そのものよりも、犯行を隠蔽するための凝ったトリックを考え・実行に移す〔神経・精神〕の方に、異常性や異様さを感じる。

自然淘汰の使い走り

軍人なんてものは、自然淘汰のツカイパシリでしかない。良く言えば(?)、生命教の「僧兵」。生命現象依存型知性現象の進歩の観点から言えば、後進性の典型例。

2022年5月9日月曜日

子ザルのミイラ

『Bionic Commando』でFSAビルから飛び降りる場面を見る度に、「今は亡き」ブルース・ウィルスを思い出す。言うまでもない『Diehard』第1作である。

ところで、脳がダメージを受けて、かつての人格が失われたら、虫や魚でない限り、それは死んだのと同じ。「死んだ」というコトバを使うからピンと来ないだけで、「失われた」と言えば、大抵のヒトは納得するはず。

今もブルース・ウィリスは「生きている」=「存在し続けている」と考えている連中は、干からびてミイラになった我が子を抱えて離さない母ザルと同じ。

2022年5月6日金曜日

ネタクリニック

Eテレの『こどもネタクリニック (2)』をオモシロク観た。かなりの地力がある芸人でないと、あそこで「診療」を受けることはできないナ、と思った。

ところで、この番組も、『しゃべり場』同樣、子供たちにそれぞれディレクターが付いて、事前の「打ち合わせ」をしているのだろうか? しているのだろう。

猫さん(2022.05.05)

猫さん(2022.05.06)

Psychic Lock

閲覧を制限する〔パスワード設定〕などしなくても、人間の心理に作用する「精神錠前的文章」を目立つ場所に提示しておけば、無用な閲覧を防げるだろう。

昔からある〔禁忌に対する警告〕と同じ。

コッテリ塗る

lay it on thick
-> コッテリ塗る-> オオゲサに云う

周回遅れ

今更、他国を侵略するような国家は、完全に周回遅れ。一見すると、所謂「世界」を相手に、「抜きつ抜かれつの接戦レース」をやっているようだが、実態は、レースの興を削ぐ_邪魔な「Backmarker」。


あるいは、当人たちにしか見えない「シマ=なわばり」を取った取られたで抗争が始まるヤクザにも似ている。当人にしか見えないものが動機という点では、子育て中のカラスの_通行人襲撃にも似ている。いずれにせよ、迷惑この上ない。


「メタバース」などの概念が一般化し、自分自身の肉体すら「形骸化」しつつあるこの時代に、人間の基本媒体*である生命現象に直接干渉する_野蛮かつ原始的な手段で、すでに「形骸化」し_もはや限定的な意味と価値しか持たない国境線を無理やり「引き直そう」とするのは、自らの[知能の低さと、洞察力の欠如と、完全な勉強不足]を「白状」するのに等しい。だから、当初、周囲は、「精神障害」や「痴呆」を疑ったし、心配したのだ。


「同一周回(=周回遅れではない)」を走る者たちにとって、「軍事侵攻」は、既に「決闘」や「仇討ち」と同じになっている。よほどおかしな環境で育ったか、アタマがどうかしていない限り、今この時代に、揉め事や諍いや恨みつらみを、「決闘」や「仇討」で[解決・解消]しようとする者はいない。だから、もしも実際に「決闘」や「仇討」が起きるのを目の当たりにすれば、その[原因・動機]となった揉め事や諍いや恨みつらみの「中身」がなんであれ、そんなものはひとまず脇において、とにかく、[解決手段として「決闘」や「仇討」を選んだこと]に、驚き、呆れ、あるいは、恐れ慄く。それを一言で言えば、「時代錯誤も甚だしい」だが、「同一周回」を走る者たちにとっては、大っぴらな「軍事侵攻」は、まさに「時代錯誤も甚だしい」の極みなのだ。


(む)2022/05/06


*人間は「洗練」されるほどに、人間の基本媒体に関することは「見てみぬフリ」をするようになる。つまり、「お互いにそれについてはアンタッチャブルとしましょう」という知恵(合意?)を働かせるのだ。例えば、全ての人間は、腹の中に大便をためているし、毎日のようにそれを排泄しているが、普段の付き合いで、お互いにそんなことを意識したり意識させたりすることはない。人間の基本媒体に関することは、日常の「埒外」に置かれるのだ。つまり「治外法権」である。しかしそれは「無法」という意味ではない。「誰にとってもあまりにも当たり前で、どうすることもできないことなので、それについては、個別にとやかくいうのはやめましょう」という意味だ。人間の[肉体や命]そのものを、人間の取引の道具に使うことを放棄する、というのは、その一つの到達点。「大便」を「無いもの」として扱うように、肉体や命も「無いもの」として扱う。「無いもの」なので、当然、それを取引や駆け引きの道具や条件には使えないし、使わない。




2022年5月2日月曜日

猫さん(2022.04.30)

ハイゴッグ

素材や設定ではない

オリジナルと引き比べてみたときの『ジ・オリジン』の如何ともし難い凡様ぶりを目のあたりにすると、物語にとって最も重要な要素は、素材や設定ではないこしがよく分かる。