2023年7月9日日曜日

『劇場版Gのレコンギスタ・4』:メモ

△2023年7月9日/prime video/ライトノベル・ガンダムで、SFオタクが好きなだけSF設定を愉しんでいる(だけ)の映画。言い方を変えると、ガンダム風「ライトノベルSF」。「ライトノベル」というのは、〔戦闘が「八百長(どんなに激しい戦いでも主要キャラは誰も死なないし傷つかない)」ということ〕と、〔登場するモビルスーツや装置や巨大設備が、これれまでの全て(富野版以外も)の「ガンダム」の「引用」になっていて、たとえば、ザクとドムとズゴックを思わせるモビルスーツが、それぞれ準主役級の非量産型MSとして登場すること〕とか。

あと、劇場版ということもあって、「ドナルドのもしもし亀さん」現象が酷い。

所謂「おかずは美味いが米が不味い弁当」の類いの作品で、初代ガンダムとは「真逆」。輒ち、作画やSF描写が緻密なのだが、人間物語が「ライトノベル」な「ご都合主義」なので、物語を真面目の追っていくのがちょっとバカバカしくなるのが本作。で、その逆が、「初代」。「至らない」作画やSF描写は鑑賞者に脳内で「補完」してもらい、とにかく物語で鑑賞者を惹きつける。