△prime video/これで全部。最後まで「ライトノベルSF」だった。作者に守られているお陰で「絶対に死なない」子どもたちが「本当に人が死ぬ戦争ごっこ」をやる物語。SFオタクが、SFギミックやSF設定をふんだんに盛り込んで喜んでいるのは間違いない。富野さんには「子供」は描けないことがよくわかった。さんざん殺し合った同士が、物語が終わると、まるで、殴り合いの喧嘩くらいしかしてなかったみたいに、ケロッと仲良しになってるところが「怖い」。
結局、『Gレコ』って、凝ったギャグアニメだったんじゃないって、今は思ってる。嘗て、「ガンダム」で「カルピスこども名作劇場」をやってみたのが『∀ガンダム』だったように(そしてこれは成功している)、「ガンダム」で「タイムボカンシリーズ」をやってみたのが『Gのレコンギスタ』のような気がしてならない。
『犬神家の一族』のリメイク版を思い出した。作らないほうがよかったんじゃないかなあ。