2023年11月29日水曜日

『メイズ・ランナー』:スルー・メモ

『メイズ・ランナー』

観始めて5分くらいで、主人公が、「入るな」と言われている迷路に入ろうとして、無理やり止められ、その直後に迷路が動き出した。ここで観るのやめた。主人公の行動が、アカラサマに「物語演出のための行動」だったから。

〔自分の名前も思い出せない状態で、どこに居るのかもわからないときには、周りにいる「事情をよく知ってるふうの人たち」の「親切な助言」には、とりあえず従っておく〕というのが、人間の心のリアルな動き。

例えば、どこかの巨大工場に見学に来ているときに、現場の工場労働者から「危ないから、そこには入るな」と言われれば、そこには入らないし、入りたくないのが、普通の振る舞い。

あと、「入るな」と言って止める側が、「もうすぐ壁が動き出して押しつぶされるから」というような具体的な説明を全くしないのも、(映画とかではよくあるけど)やっぱり現実に考えるとわざとらしい。

ああこのレベルか、以降も、この感じが続くんだろうと思って、なら、もういいや、と判断し、観るのをやめた。