2024年1月18日木曜日

『秋刀魚の味』:メモ

◯『秋刀魚の味』小津安二郎監督/2024年1月18日/Hulu/小津安二郎最後の作品。カラー/好かった/ひょうたん(東野英治郎演じる中学時代の恩師)が、今は中華そば屋「燕来軒」の店主をやっていることがわかった時に、主人公たちが口にする「チャンそば」という言葉。中華そば、のことだろう。初めて聞いた。/コウイチ(佐田啓二)の妻(岡田茉莉子)が、団地の隣の部屋の主婦(友達)からトマトを二個「借りる」。時代性/コウイチ宅を訪ねたミチコ(岩下志麻)が、たまたま後から訪ねてきた三浦と一緒に帰ろうとしているのを見た瞬間に、ああ、ミチコは三浦が好きなんだね、とわかったよ。で、その後の駅で電車を待つ場面で、その直感が正しいことを確信した/三浦が他の女と結婚することになったと伝えた時のミチコの心の内を全く察することができない、父親(笠智衆)と長兄(佐田啓二)には笑った/最大の謎は作品のタイトル。なぜ、どうして、「秋刀魚の味」なのか?分かる人にはすぐに分かるのか?/