2022年1月24日月曜日

『ミステリと言う勿れ』③

運転手なのは、まあ誰でも分かっていたことだけど、あそこまで重度の〈ケーキを切れない型〉だとは想像してなかった。てっきり、4人の客それぞれから「無自覚のイジメ」を受けた仕返しなのかと思っていた。

それよりも後半、犬道(犬堂だっけ?)たちにカメラが移っていったのがオモシロかった。別のドラマが始まるのかと思った。

もうひとつ。放送時間の経過具合では物語の展開が読めなくなっている編集もオモシロかった。つまり、『水戸黄門』や『必殺』や『火曜サスペンス劇場』のような、時計を見たら、これから何が起きるか分かるような、テレビドラマの〈お約束〉あるいは〈諦め〉を〈逆手〉にとって、視聴者に与える〈意外な展開感〉の割り増しに成功していた。ような気がする。

ナンニセヨ、スゴク、タノシメル。