2022年7月21日木曜日

利用する奴される奴

『仕置人』第9話、津川雅彦が女の敵を演じる「利用する奴される奴」は何度観てもイイ。別に津川雅彦だけがイイのではなくエピソード全体がスバラシイ。所請「女の情念」を描いた人形浄瑠璃のような世界。

後の「必殺」シリーズは、「水戸黄門」的、「タイムボカン」シリーズ的なオモシロサしかないが、この最初のテレビ・オリジナル*の『必殺仕置人』はそれとは全く別次元のオモシロサを持っている。全部でたった26話しかないのに名作・傑作エピソードばかり。と、いう訳で、既に何周もしてる。

*先行の『必殺仕掛人』は、池波正太郎の原作があるので、ヨクもワルクも池波正太郎時代劇。見れば分かるが、「必殺」シリーズというよりは、『鬼平犯科帳』とか『剣客商売』の側。