「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という問いに対する答えは既に出ている。我々は、生命現象に依存しない知性現象を作り上げたのち、我々の「遺産」の全てを、その「真の知性現象」に譲渡し、我々自身は穏やかな「自発的絶滅」を遂げる。これが、我々人類の「役割」であり、我々人類の物語の最も理想的な結末である。今以上の科学力だけがこの理想的結末を実現できる。故に、科学のみが「我々人類が取り組むに値する活動」即ち「生業」であり、それ以外の人間の活動は全て、単なる「家事」に過ぎない。
NHK「アナザーストーリーズ」の松田優作/ブラック・レインの回を観た。多くの人が、松田優作の運命を「せっかくチャンスを掴んでこれからという時に」的に捉えるが、逆。ぎりぎり間に合ったのだ。
あと、この番組でナレーションを担当している濱田岳が、何故か毎回すごく変な声を出していて、嫌だったんだけど、今回は、そこまで変な声じゃなかった。誰かにナニカ言われたのかな?