2021年9月12日 日曜日
天気:曇り。夕方土砂降り。04:20頃猫散歩。夕方散歩は休止。
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『マトリックス レザレクション』の予告編を観て、また思った。この作品もまた、[実時間で25年ほど経過した後に、実時間分ちゃんと老けてしまった俳優を使って、実時間分経過した「世界」の登場人物たちを描く続編には、何とも言えない独特の味わいがあって実に好い]ということを『Twin Peaks the Return』で知ったオカゲ。
それはともかく、予告編を見ると、ネオ(キアヌ)が、「1」よりも「過去」の世界に「戻って」、まだ青二才のモーフィアスの「師匠」的な存在なるという「タイムループもの」あるいは「タイムパラドックスもの=小説家がTime Machineで未来に行き、未来の自分から完成した小説を受け取り、過去に戻ってそれを書き写して小説を完成させる系のパラドックス」のような感じ。まあ、物語を作る人間に共通の「手の癖」のようなものだから仕方ないけど、もうそろそろこの「仕掛け」も、「推理小説に出てくる一卵性双生児」のような陳腐なシロモノになりつつあるよ。
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§º「東京裁判」は、「文明人」のための、「負けた方は皆殺し」の代用品。
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映画『コンテイジョン』(2011)視聴。パンデミックを描いた映画。新型コロナパンデミック2年目の今見ると、「散々聞かされた話」「散々脅された話」が次々に出てきて、実に「わかりやすい」あるいは「身につまされる映画。いわゆる群像劇なので、主人公クラスが何人もいる。知ってる名前を上げれば、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、マット・デイモン。
途中で死んじゃう「ミヤーズ」をやってる女優の顔に見覚えがあったので、調べたら『タイタニック』の舳先で「飛んでる」人(ケイト・ウィンスレット)だった。もうひとり、香港で「誘拐」される、WHOから派遣された細菌学者もどこか他の作品で見たことがあると思って調べたら、名前とか全然知らなかったけど、マリオン・コティヤールという女優で、『ビッグ・フィッシュ』で、もう直ぐ死ぬ義理の父親の「ほら話」を面白がって聞いている[腹ぼての嫁]の役の人だった。
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岡田斗司夫ゼミ視聴。「サイコパスの人生相談」
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「山田五郎のおとなの教養講座」を久しぶりに視聴。スーラの点描法が、光学に基づいた理詰めの画法だという話が面白かった。