「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という問いに対する答えは既に出ている。我々は、生命現象に依存しない知性現象を作り上げたのち、我々の「遺産」の全てを、その「真の知性現象」に譲渡し、我々自身は穏やかな「自発的絶滅」を遂げる。これが、我々人類の「役割」であり、我々人類の物語の最も理想的な結末である。今以上の科学力だけがこの理想的結末を実現できる。故に、科学のみが「我々人類が取り組むに値する活動」即ち「生業」であり、それ以外の人間の活動は全て、単なる「家事」に過ぎない。
☆『三度目の殺人』是枝裕和監督・福山雅治主演/Prime Video/二周目/是枝監督の作品で、実は一番、性分に合ってる気がする。「Twin Peaks」を、是枝流に、ものすごく硬派にした作品とも言える。或いは、堤幸彦の「Spec」系に始まる「異能者モノ」の「超々上位互換」作品とも言える。言うまでもなく、「三度目の殺人」は、司法による三隅(役所広司)に対する殺人。判決後に裁判所から出てきた福山雅治が、左頬の幻の血飛沫を拭っているのがその証拠。