「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という問いに対する答えは既に出ている。我々は、生命現象に依存しない知性現象を作り上げたのち、我々の「遺産」の全てを、その「真の知性現象」に譲渡し、我々自身は穏やかな「自発的絶滅」を遂げる。これが、我々人類の「役割」であり、我々人類の物語の最も理想的な結末である。今以上の科学力だけがこの理想的結末を実現できる。故に、科学のみが「我々人類が取り組むに値する活動」即ち「生業」であり、それ以外の人間の活動は全て、単なる「家事」に過ぎない。
2023年7月8日土曜日
全く何の共感もできないことに驚く
2023年7月7日金曜日
『帰ってきたウルトラマン』の最終回が酷い
団時朗が死んだので、ULTRAMAN OFFICIALで『帰ってきたウルトラマン』の最終回を特別配信していた。観た。酷かった。物語も、人物描写もガラクタ。子供のごっこ遊びをテレビ放映していたとしか思えない。
重要な点は、特撮がお粗末だから観てられないのではなく、物語自体がお粗末だから観てられないということ。
前にも言ったことがあるが、『完全版純情パイン』におまけでついている、未発表漫画ネームが、そうとう雑な鉛筆書きなのに、読んでいてオモシロイ。商品として完成してなくても、オモシロイものはオモシロイのだ。つまり、特撮がしょぼいことは、作品が「観るに堪えないガラクタ」であることの理由にも言い訳にもならないということ。
『帰ってきたウルトラマン』に限らず、昔のあらゆる特撮モノは、(初代『ゴジラ』を除いて)今見ると、そもそも物語として観てられない。物語製作者として、あの「ふざけた態度」は何なんだろう? 子供を含めた視聴者(観客)を舐めてるのかな?
若いときにああいうシロモノに影響を受けて、年を取ってから、あんなガラクタをわざわざリメイクしている人達にとっては、「撮影を工夫するオモシロサ」が全てなんだろう。まるで、オカズばっかりに凝って色々作り直すけど、いつまで経っても米が不味い弁当屋や定食屋みたいだ。
2023年7月5日水曜日
『8 1/2』:メモ
2023年7月1日土曜日
2023年6月30日金曜日
『トイ・ストーリー』の残酷さ
*変な喩えだが、ここにリアルな戦場を描いたベトナム戦争映画がある。相談者は、ベトナム帰還兵にそんな映画を見せることは「残酷」だと言っている。岡田斗司夫は、戦争を知らない世代が戦争の悲惨さを追体験するためには、「残酷」なベトナム戦争映画は観た方がいいに決まっていると言っている。この類のスレ違い。*『トイ・ストーリー』よりも前に、自身の体験として、〔お気に入りのおもちゃと別れる辛さ〕を体験している子供の〔『トイ・ストーリー』の鑑賞体験〕と、『トイ・ストーリー』を観て初めて、今までに捨ててきた(捨てられてきた)おもちゃの「辛さ」に気付くような「低感度の共感力」しか持っていない子供の〔『トイ・ストーリー』の鑑賞体験〕は、〈質的〉に違う。それはちょうど、子供を持つ親と、子供を持たない者とでは、子供が小児がんで死ぬ映画の鑑賞体験が、質的に違うのと同じこと。
2023年6月29日木曜日
今夜はごちそうさま
のちに、『料理の鉄人』とか『美味しんぼ』とかを素知らぬ顔で面白がっていましたが、根底にあったのは常に、少年期に決定的な衝撃を受けた『今夜はごちそうさま』(カセットテープ)でした。伊武雅刀(というか畠山桃内)が「沈丁花のハタが…」とセリフを噛む所まできっちり覚えてしまったほど、聞き倒しましたからねえ。
そうそう。この動画ではカットされているけど、エンドロールに出てくる曲のリストに、Nina Hagen(映像の世紀バタフライエフェクトですっかり有名な〔アンゲラ・メルケルさんの心の歌手〕)とか、YMOの「体操」とか、Bowieの「Ashes to Ashes」があって、さすが桑原茂一と。
あと、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」が流れる悲しげなエンドロールの最後に出てくる、似非科学の精神「治療」で廃人にされた(ような)三人が映った白黒写真がすごくイイ。「当局に、拘束されて、放り込まれて、今はもうこんな感じで、すっかり無害になりましたよ」感。イイ。
2023年6月27日火曜日
2023年6月25日日曜日
『その日、カレーライスができるまで』:メモ
Prime Video/主演のリリー・フランキーを堪能する映画。というか、リリー・フランキーしか出てこないし。嫁さんに逃げられたおっさんが、妻の誕生日に毎年作っていたカレーライスを今年も作る。心臓病で幼くして死んだ子供。同じ病気で死にかけている、同じくらいの子供のために、勝手に募金活動をしている。ラジオ番組「いい加減イブニング」の、夫婦二人揃ってのヘビーリスナー。ちょっと心霊。たまたまだけど、エンディング曲と挿入歌は安部勇磨だった。プロデューサーの齊藤工って、あの「シン・ウルトラマン」の齊藤工?(調べたらそうだった)。リリー・フランキーの一人芝居なのは、撮影されたのがコロナ真っ只中だったからだね、多分。