2021年8月8日 日曜日
天気:今日も風が強い。かなり涼しい。室温30℃未満。04:00と17:05に猫散歩。
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昼飯:珈琲、ピスタチオアイス(SCOOP)、食パン+ザクロジャム、ミックスナッツ、他。
晩飯:ロゴダジ(赤)+レモン果汁、水餃子(あさりの味噌汁の残り)、食パン+ザクロジャム、白餡パン、ヴィエネッタ、トマト+オリーブオイル、他
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「岡田斗司夫ゼミ」視聴。宇宙開発現状(無料)と『ガンダム』解説「小さな防衛戦」。
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「山田五郎の大人の教養講座」視聴。アンリ・ルソーの解説を続けて3本。あと、山田五郎ではないどっかの画廊のオジサン(永井だったか?)のルソーの解説も2本観た。
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『Fire Walk With Me』のオープニングで、テレビが叩き壊されるのは、『Twin peaks』テレビという媒体にウンザリしたLynchの怒りの表明。
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セーラのそばにローラを置いておくことで、「ジュディ」の「発動/暴走」を「抑止」できていたのかもしれない。
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§º所謂「物欲のない」人間こそが「勝ち組」なのかもしれない。
つまりこうだ。
巨大な経済が回り続けることで、現代の人々は計り知れない恩恵を受けている。その「巨大な経済」を回しているのは、個々人の「物欲」。曰く、「家が欲しい」「車が欲しい」「ブランド品が欲しい」などなど(「地位/名誉が欲しい」も本質は同じ)。「物欲」に「従順」な人々は、その物欲を満たすために、せっせと働き、稼ぐ。あるいは、少しでも多く稼ごうと、全精力を投入する(他の全てを後回しにする)。家のローンを払うために、車のローンを払うために働き続ける。あるいは、その資金のための貯蓄に、額に汗し、身を粉にし、鬱や自殺願望と戦い続ける。つまり「人生を捧げる」わけだ。そして、それら小さな「物欲」が無数に集まって、大きな経済を動かし、それが、都市の電力を生み、医療を機能させ、世界中から食べ物を集め、科学を進歩させる。実に、ケッコウ。
が、ここで今指摘したいのは、「物欲のない」人間は、「物欲」に従順な人間に比べると、巨大な世界経済が人類にもたらす恩恵を相対的に「安く」手に入れている、という事実。「物欲のない」ことは、究極的には「お得」なのだ。
ならば、誰もがこぞって「物欲」を離れるだろうと思うかもしれないが、そうは問屋が卸さない。人間の「物欲」の根底にあるのは「繁殖欲」だから。言い換えると「自分の子供が欲しい」という生命現象の「本性」、即ち「遺伝子」の「思惑」だからだ。「家が欲しい」も「車が欲しい」も「地位が欲しい」も、その「源泉」は「家族を持ちたい/子供(孫)の顔を見たい/子供(孫)を幸せにしたい」という繁殖欲求。これはそう簡単には覆せないし、退けられないし、無化できない。逆に、「従った」ほうが「幸せ」を感じるように出来ているんだから、これはもう、知性現象としての人間にとってのラスボス。あるいは、カマキリにとってのハリガネムシ。
と、クドクドと書いてきて今更なんだかが、[「物欲」のない人間が「勝ち組」]なんてことは、大昔から人間「みんな」が気づいていた「真理」。世界中の「坊主/聖職者」は、大昔から、自らの「繁殖」を放棄することで、精神の安楽と「労働」からの解放を「享受」してきたワケだからネ。