「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という問いに対する答えは既に出ている。我々は、生命現象に依存しない知性現象を作り上げたのち、我々の「遺産」の全てを、その「真の知性現象」に譲渡し、我々自身は穏やかな「自発的絶滅」を遂げる。これが、我々人類の「役割」であり、我々人類の物語の最も理想的な結末である。今以上の科学力だけがこの理想的結末を実現できる。故に、科学のみが「我々人類が取り組むに値する活動」即ち「生業」であり、それ以外の人間の活動は全て、単なる「家事」に過ぎない。
2023年12月28日木曜日
2023年12月26日火曜日
2023年12月24日日曜日
2023年12月21日木曜日
38.5度。しかし、コロナでもインフルでもない
2023年12月12日火曜日
【バイコマ】置き去りドローン
公文書館で出てくるドローン軍団は、全滅させなくても一定数破壊すると撤退するのだが(因みにタランチュラだと、爆風に巻き込めるので、たいてい弾丸一発で撃退できる)、前回、ドローン軍団を撤退させ、兵隊も全滅させたのに戦闘終了にならなかった。ずっと変な音もしている。よくよく調べたら、置き去りにされたドローンが一機だけでフラフラ飛んでいた。そいつを破壊したら戦闘終了になった。190周以上回って初めての珍事。
そっくりさん
2023年12月11日月曜日
謎の「2355」
2023年12月9日土曜日
2023年12月8日金曜日
2023年12月7日木曜日
2023年12月3日日曜日
2023年12月2日土曜日
『所さん事件ですよ/外来生物』:メモ
2023年11月30日木曜日
2023年11月29日水曜日
『メイズ・ランナー』:スルー・メモ
2023年11月28日火曜日
『シャイニング』:メモ
◯『シャイニング』(字幕版)2023年11月28日/Prime Video/4周目くらいか?/久しぶりにまた観た。「今までに何回も観てるのに、ネットで或る解説動画を観たら怖くて仕方がなくなった」という話をどこかの誰かがネット動画上でしているのを見て、興味が再燃したのだ。ちなみに、その「解説動画」は見てない。誰のどんなのかも知らない。
で、今回気づいた。この映画は、ホテルに取り憑いた死霊たちが、訪れた人間を「仲間」に引き入れていくホラーの「フリ」をしてみせているけど、「正体」はコメディ。輒ち、霊が見えるとか未来が見えるとか言い続ける神経疾患気味(発達障害?)の「鬱陶しい」子供と、その子供のことが「第一」で何かと予定を狂わせるメンヘラな妻に対して、遂にブチギレてしまった作家志望の夫が巻き起こす悲喜劇。劇中で、ジャックがウェンディに向かって捲し立てているセリフを聞くと、それがわかる。ジャックは、この「めんどくさい」妻と「めんどくさい」子供に、ずっと、自身の夢の実現の「邪魔」をされてきたと思っているのだ。この物語の〔心臓=エンジン〕はこれ。
しかし、そのままだと、(クリエイター以外には)共感を得られないし、読んでも観てももらえないので、「ホテルの死霊たちに取り憑かれたせいで、殺人鬼になった」ということにしている。
でも本当は違う。
「面倒くさい・足手まとい」の妻子にうんざりしたクリエイター(志望)の男が、限界に達して、暴れてまわって、自滅しているだけ。ダニーが見るビジョンも、ジャックが話をする死霊たちも、最後にウェンディが見るビジョンも、実は彼ら自身に原因がある。そもそもあの一家は全員「そういう系」ということ。ホテルは関係ない。なぜ、ウェンディの見た目が、ああいう「ムンクの叫び」みたいなのか謎だったけど、今回合点がいった。三人共に「やばい」ということ。「やばい」二人の間にできた子供(ダニー)は、二人に輪をかけて「やばい」。所謂、劣勢遺伝(今風に言えば、潜性遺伝)の発現?
以上のことに気づくと、もう、只々、ジャックが気の毒なだけの映画。ホラーでもなんでもない(別の意味ではホラーだけど)。有名な「血の洪水」や「双子」も、キューブリックお得意の「単なる」アート表現にしか見えなくなる。もう、何一つ怖くなくなってしまったが、逆に、前よりも好きな映画になった。
2023年11月26日日曜日
『THE BOYS』:メモ
2023年11月23日木曜日
2023年11月19日日曜日
2023年11月11日土曜日
『笑わない数学・第2シーズン/超越数』:メモ
2023年11月8日水曜日
2023年11月4日土曜日
「おかず」が旨けりゃ「米」の味は気にならない岡田斗司夫
2023年11月1日水曜日
5代目コントローラ。大変結構です。
2023年10月31日火曜日
【ガンダム】第21話「激闘は憎しみ深く」:号泣の謎
▼2023年10月31日
主要キャラたちがリュウの死に号泣する場面は、やや大げさで、取ってつけたように感じるが、あれは、彼ら少年たちの「一大転機」だから、あのわざとらしさになっている。つまり、それまでは(ブライトですら薄っすらと)「面倒に巻き込まれた被害者」の意識で、なんとか、大人たちのいる場所まで「逃げ切ろう」としていただけの少年たちが、リュウの死(リュウの死に方も重要。彼は「特攻」で死んでいる)をキッカケに、戦争を終わらせるために、自ら積極的に戦争をすることを覚悟した(腹をくくった)ということを、視聴者にはっきりと示す必要があったのだ。
というのも、もしもこの「一大転機」がないと、「オデッサ」に着いた途端に、少年たちは、そこにいる連邦軍の大人たち(軍人たち)に、ホワイトベースを「明け渡し」てしまうことになるから(僕らはもうやらないと言い出す)。だって、そもそも彼らは「勝手に襲いかかってくる敵から、ただ逃げていただけ」なのだから。「オデッサ作戦」は「正式」な戦争で、それまで少年たちがやってきた「逃避行」とは全く違う。少年たちに「戦争をする覚悟」がないなら、『ガンダム』のお話は、オデッサに着いた時点でオシマイ。
因みに、あの号泣にカイは参加してない(あの場所にはいるけど)。カイが「本気で戦争する覚悟」をするのはミハルが死んだ時。カイは、アムロ、ブライト、セイラ、ハヤトたちよりも、IQが高い印象のキャラなので、彼を「覚悟させる」には、もうひと押し要るということ。
2023年10月30日月曜日
結局、カラオケの精密採点で高得点を取るのって「曲芸」の類いだと思うなあ
2023年10月28日土曜日
絶妙な旨さの「花コスモス」
遠軽名物「花コスモス」。「白い恋人」より「花コスモス」 |
2023年10月27日金曜日
安物買いの「4号機」で酷い目に遭う
色々不満だが、何より、複数のボタンを同時に押すとレバー(スティック)の反応が急に雑になって、細かいコントロールが出来なくなる(同時押しをしなければ、割となめらかなのに、なんだこれ?)。「ダイハード」戦、「オオミミズ」戦、「八艘飛び」戦では致命的。つまり、照準ボタン(R2)を押した状態とか、車やオスプレイを掴んだ状態(L2)で、視点(カメラ)を動かそうとすると、視界が暴れて、てっきりスペンサーが発狂したのかと思った。
あと、総じてボタンの戻りが遅いので、例えば、銃の連射(手動)が勝手に途切れて(本当は違うのに、ジャムった!と思って)、怖い思いをする。
突然、「コントローラーを差してください」的な表示が出たことも、二度ほどあった。要するに、勝手に「切断」されてしまうのだ。
これなら、使い込んであちこちボンヤリしてしまった3号機(HORI製)の方がまだ全然マシ。やっぱりHORI製がいいなあ。しかし、製産終了したのか、Amazonで1万円超え。たじろぐ。他はどれもこれも、正体不明の中国製。困ったね。
追記:よくよく調べたら、PS4用のコントローラがPS3でも使えることが分かった。そして、HORI製のPS4用(PS3兼用)コントローラがちゃんとあって、価格も常識的な4000円だったので早速注文した。
2023年10月25日水曜日
『シン・仮面ライダー』2周目:メモ
2023年10月23日月曜日
【memo】河豚計画
2023年10月22日日曜日
2023年10月21日土曜日
殺陣とリアル
2023年10月20日金曜日
【バイコマ】Augmentation
今日気づいた。Augmentationとは「増強・追け足し」。『シン仮面ライダー』の「蜘蛛オーグ」とか「蝶オーグ」とかの「オーグ」ってこれか! と思って、少し調べたら、あっちは、「augment」だった。つまり「動詞」。それはともかく、ということは、ネイサン・スペンサーは「エミリーオーグ」ってことだね。
2023年10月19日木曜日
2023年10月17日火曜日
2023年10月16日月曜日
△『風と共に去りぬ』(吹替版)2023年10月16日/Prime Video/
壮大な歴史大河ドラマなのかと思いきや、コメディ要素満載の「コテコテの昭和の少女漫画」だった。奔放な若いお嬢様主人公。本当は好きでもないのに結婚した夫が都合良く死ぬ(二人も!)。産んだ子供も(物語的に)「都合よく」死ぬ。で、嘆き悲しむけど、「あれは演技だったの?」ってくらい、しばらくするとみんなケロッとしている。戦争で「ひどい目」に合うけど、悲壮感よりも、ドタバタ喜劇感が勝ってる。煮えきらない優男な初恋の相手(アシュレー)。振っても振っても諦めずに好き好き言って迫ってくる大金持ちの「イヤな」男(レット・バトラー)、などなど。
でもまあ、それはいい。
この映画で最も「!?」となる点は別にある。輒ち、初めてこの映画を観た現代の観客(自分もそうだった)は、きっとほぼ全員が、「主人公のスカーレット・オハラに感情移入できる人(観客)って、一体どんな種類の人間なんだ!?」と思うはずなのだ。
要するに、主人公であるスカーレットが、信じられないくらい、自己中心的で幼稚で強欲で卑怯な、所謂「クソ女」。この、どう考えても観客の誰からも好かれそうにない主人公に、観客は面食らう。ストーリーが進めばちょっとくらいいいところも出てくるのかなと期待するが、まあ、ひとつも出てこない(いや、ひとつある。いや二つかな。元がカーテンなのがバレバレの緑のドレスを着て、バトラーに会いに行くスカーレットは好い。もうひとつ。酔っ払ったバトラーに久しぶりに「抱かれて」翌朝ベッドの中で浮かれているスカーレットも好い。とは言え全般的には、「こんな女、不幸になればいいのに」と思われて当然のような主人公)。物語の最後に「すべて」を失って、おいおい泣いたあとで、「でも、私にはタラ(生まれ故郷の土地)がある。明日がある」的な独白をして「立ち直る」メンタルも、なんだか、隔世の感。「どこの惑星の人?」とさえ思ってしまう。
あんまり気になったので(普段はやらないけど)ネットでちょっと他の人の感想を調べてみたら、或る女性が〔男からも親からも自立し、自分のことは自分で決める女〕であるスカーレットに猛烈に感情移入したらしい。この或る女性とは、当該のブログの著者の母に当たる人で、曰く、彼女は公開当時、4回もこの映画を見たという話。つまり、女性がまだ自立できていない時代、自立しようと意識し始めた時代に、スカーレットくらいの年齢の「若い女性」だった客層には、スカーレットのキャラクターが「刺さった」らしいのだ。なるほど、と少し思った。
しかし、この映画が制作された当時はまだ「自立した女性」というものがうまく掴みきれてない(よく分かってない)らしいことは、この映画を見れば明らか。というのは、現実の「自立した女性」がそこら中にウロウロしている現代の目で見ると、スカーレットは「自立した女性」というよりは、むしろ、典型的な「サイコパス」だから。言うまでもなく、現実に存在している「自立した女性」は、別にサイコパスではない。
▼全体の印象は、(おそらく時系列が逆だろうけど)『大草原の小さな家』。作品中の価値観とかキャラの言動とか、空気感がまったくそれ。
▼この映画で、スカーレット以上に重要なキャラはメラニー。メラニーのスカーレットに対する「聖母」のような接し方が、縦から見ても横から見ても「クソ女」でしかないスカーレットを観客が「容認・我慢」するための「助け」や「参考」になっている。二人の男、アシュレーとレット・バトラーは、スカーレットの「クソ女」ぶりを際立たせるための「反響板」のようなもの。
▼南北戦争の様子(兵器庫の爆発や、駅前に横たわる負傷者の群れ)は、映画が作られた時代を考えると、確かに「名作・大作」な感じ。
2023年10月13日金曜日
2023年10月12日木曜日
2023年10月11日水曜日
2023年10月9日月曜日
2023年10月8日日曜日
2023年10月6日金曜日
2023年10月5日木曜日
「あ、これ、さっき見た/さっき聞いた」系のこと
【バイコマ】182周目の腱鞘炎
182周目は「記念」すべき周回になった。というのも、途中で、左の人差し指が腱鞘炎になったからだ。腫れて曲がらない。無論、痛い。他に理由は思いつかない。「バイコマ」が原因だ。
知っての通り、「バイコマ」は左の人差し指を最も使う。というのも、「L2」が「ワイヤー発射」で、「L1」が「でんぐり返し:回避運動」だからだ。この2つを、F1のペダルワークさながらに、絶えず押したり離したりしているのが左の人差し指。
「トランキライザーガン」や「クレイジー・クライマー」の頃からやっているけど、ゲームで腱鞘炎になったのは初めて。近所の整形外科で人差し指の付け根に注射を打たれて、それで治った。効く。
2023年10月1日日曜日
『マトリックス』の第4部を観て思った色々
2023年9月30日土曜日
「観るべき映画」指標の頂点
2023年9月28日木曜日
【バイコマ】「高射砲破壊」の次のステージの「省エネ」攻略
低いルート(スナイパーや兵隊の足の下)を一目散に進んで出口前まで来たら、出て来たゴリメカx2にまとめて「ハガー」をくらわせ、すぐに一番近くの「橋の柱」の陰にかくれる。出口を12時方向とするならこの柱の5時や6時あたりの位置がスナイパーに狙撃されない「安全地帯」。ここから「タランチュラ」でゴリメカにロックオンし、ミサイルのホーミング機能で、2体とも始末する。これだけ。
BarbaraとFrankie:ラジオ英会話
2023年9月26日火曜日
2023年9月25日月曜日
2023年9月24日日曜日
2023年9月22日金曜日
2023年9月19日火曜日
2023年9月18日月曜日
『VIVANT』(全10話):メモ
2023年9月16日土曜日
2023年9月15日金曜日
『Zガンダム』5周目:メモ
◯シロッコが象徴しているのは、「分かったようなことを言って、キャラ同士の殺し合いを見物しているガンダムファン」。これは大発見でもなんでもない。当人がそう言ってるし、ハマーンにもそう言われている。更に言えば、カミーユのシロッコに対する最後の叫びがまさにそれ。ガンダムの続編を無理矢理作らされた富野さんからの、「ガンダムファン」(おもちゃ屋を含む)に対する「怨み節」の爆発。
◯『初代』は、人類は結構な割合がニュータイプになる、と仄めかして終わる。その7年後の『Z』は、そこら中にいる「ニュータイプ」同士が戦場で殺し合ったら、当人たちには地獄だというオハナシ。輒ち、「アムロ・シャア・ララァの悲劇」が、毎回毎回繰り広げられる修羅場アニメ。
2023年9月13日水曜日
2023年9月12日火曜日
2023年9月10日日曜日
2023年9月8日金曜日
2023年9月7日木曜日
2023年9月6日水曜日
実は全然モテてないカミーユ(それに比べていつもモテモテのアムロくん)
『Zガンダム』全体の印象と、最終回のシロッコとの最終決戦の場面の印象で、なんとなく「女子にモテモテ」だと思われがちだが、実は、カミーユは全く女子にモテてない。幼馴染のファだけが、「本気」でカミーユカミーユ言ってるだけ。
思い返してみれば、カミーユにグイグイ来る女子は強化人間だけ。ニュータイプの女子ならイケそうか、と言えば、そうでもない。本当のニュータイプであるサラにはしっかり「素通り」されている(まあ、サラはすでにシロッコの「お手つき」だったってのもある)。
「薬漬け」の強化人間であるフォウやロザミアは、倒すべき相手としてのカミーユという存在を、人為的に意識に叩き込まれているので、カミーユという存在が彼女たちの中でとても強烈なものになっていて、その「特別な存在感」を、「精神がまともな状態」のときには、恋心だとか兄妹愛のように「誤解」してしまい、「カミーユ、カミーユ(お兄ちゃん、お兄ちゃん)」になってしまう。
物語をぼんやり観ていると勘違いしてしまいそうになるが、フォウにしてもロザミアにしても、「元々カミーユのことが好きだった女子が、薬漬けの強化人間にされて、カミーユを倒すべき相手だと思い込むようになった」わけではない。事実は全く逆で、元々倒すべき相手だと意識に植え込まれていた相手(カミーユ)のことを、ある種の精神錯乱(強化人間実験の失敗)で、恋人だとかお兄ちゃんだとか思い込んでいるだけ。
しかし、本当の「悲劇」は、カミーユ自身にこの「真実」が全く見えていないことの方。それに比べれば、フォウやロザミアの悲劇的な有り様は、悲劇としては、一段「軽い」。
カミーユは、相手がフォウであろうとロザミアであろうと、嘗て、アムロとララァが、「あの一瞬」でお互いの「全て」を分かり合えようには、分かりあえていない。カミーユが「これこそフォウだ、ロザミアだ」と、ニュータイプ能力レベルで「共感=精神感応」しているのは、カミーユ自身が、「本当の」フォウだ「本当の」ロザミアだと、「都合よく」思い込んでいる彼女たちの「一面」に過ぎない。
何を言いたいのかというと、これって、「ニュータイプ」としての人間洞察や感能力としては、大いに「不足・欠陥」があるんじゃないか、ということ。
カミーユとフォウの「出会い=精神感応」と、アムロとララァの「出会い=精神感応」とでは、共感の「深さ」が違う。というか、カミーユとフォウの場合は、お互いに深く分かり合えた気になっているだけで、要するに思春期の「私はあの人のことが好き・あの人も私のことが好き」という「思い込み」レベルをそれほど出ていない。
「健全/まとも」な女子にモテモテのアムロと比べると、同じ「ニュータイプ」でも、アムロとカミーユではそもそも「種類」が違う気がする。言ってしまえば、アムロ(や多分シャア)のニュータイプ能力は、健全な「共感力の拡大」なのだが、カミーユのニュータイプ能力は、病的な神経症(あるいは偏執狂)に近いもののように思える。だから、アムロとの「共感」があったときに「普通の女子(ニュータイプを含む。ただし強化人間ではない女子)」はアムロに「惹かれる」けれど、カミーユとの「共感」があったとき、「普通の女子」は或る種の鬱陶しさを感じるのではないか(想像。でも、エマさんとかレコアさんのカミーユに対する「態度」ってそんな感じだし、あのファでさえ、若干そんな感じ)。カミーユと「惹かれ合う」のは、薬漬けで脳が壊れた強化人間の女子だけ。21世紀風に言えば、メンヘラ同士なら惹かれ合う。
カミーユに訪れる「結末」を予言する不穏がここにある。
最終回、カミーユの精神が崩壊するのは、シロッコのせいでもなんでもない。「カミーユが元々持っていたもの」が、ついに「発症」しただけ。
極端な言い方をすれば、カミーユは、全50話をかけて、「実地の強化人間実験」に晒され続け、最後の最後に、とうとう、フォウやロザミーの「お仲間」になってしまったのだ。
【追記】おそらく、強化人間の候補に選ばれるのは、感じやすい情緒不安定気味の子なんだよ。つまり カミーユ みたいな子。だから、フォウとかロザミアと惹かれ合う。言ってしまえば、カミーユは、ムラサメ研究所やオーガスタ研究所の人間が喜ぶ「素材」なのだが、「自力」でニュータイプになっているので、もし、ニュータイプ研究所に連れ込まれても、フォウやロザミアみたいな目には合わずに済む。
もう一つ。カミーユのニュータイプ能力は、戦争の道具としては、うっかりしたらアムロすら凌ぐ。しかし、「本来」のニュータイプの有り様からすれば、相当に「病的」。カミーユは最初から「危うい」。遺伝か環境か、原因ははっきりしないが、とにかく自然発生的な「病気(精神疾患)のせいで」ニュータイプ能力が出現しているのがカミーユ。だから、変な喩えをすると、カミーユのニュータイプとしての異常な戦闘能力の高さは、脳にできた腫瘍のおかげで、もの凄い絵が描けるみたいなこと。