テレビ放送を録画してあった『翔んで埼玉』を観た。『パタリロ』の作者の原作とは知らなかった。しかも30年前の。しかし、そう思って観ていると確かにパタリロだ。元祖BL(ただしギャグ漫画を隠れ蓑にした)のあの世界だ。充分楽しめたが、関東圏の人たちはもっと楽しいのだろう。
「空気tasiting」と「動け、僕の足!」
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「若造」のスタンドプレー感がなくもない北海道の「非常事態宣言」だが、そのおかげで、朝から外が静かで好い。幹線道路が交差する場所のすぐ近くに住んでいるので、不自然に「静か」なのがよくわかる。なんというか、空気の音が違う。雪が降り積もると、音波が積もった雪に吸収されて、いつも以上に静かになるけど、あの感じに似てなくもない。さっきちょっと用事で外に出たら、人通りもマバラで、散歩するならむしろ今日だろう、と思ったくらい。無論、店などどこにも寄らず、ただひたすらヒトケのない道を歩く散歩。というか、これが散歩だろう。
あと、学校関係が急に一ヶ月も休みになって、成績がどうとか入試がどうとか騒いでるけど、どうにもこうにも思考が硬直してるよね。成績に関しては、今期は実質として「ナカッタコト」にしちゃえばいいのに。というのは、つまり、今期は全員[但し書きのついた及第点]にしておけばいいじゃないかってこと。競馬だのトトカルチョだのの賭けが不成立だったときに、胴元(banker)が賭け自体をナカッタコトにするアレと同じ(いや、それは違うかな)。入試も、まあ、希望者は早い物勝ちで合格にしてしまえば? 受験生だって、入学後のことを考えれば、あまりに「無理」なところには入ろうとはしないだろうし。
だいたい昔の学生紛争の頃に「卒業」した連中って、本当に全員ちゃんと「卒業」(卒業に値する勉強をして卒業)したのか? ドサクサに紛れて、社会に出て、今一人前のオトナヅラをしている連中がゴロゴロいるはず。でも、タマにはソレでもイイダロ、というハナシ。どうせ、卒業だの成績だの合格だの一人前のオトナだのってモノは、人間が「勝手に」やってることなんだから、たまに、ズルしたり、ごまかしたりしても別にカマヤシナイ。
今回も、世界中の「大騒ぎ」なんだから、たまたまこんな大イベントにぶつかった連中が「あの年はあんなことがあって逆にツイてたねえ」と思い返せたほうが、「あれで人生損したよ」と思い返すことになるより全然好いはず。