2021年6月10日 木曜日
晴れ。16時半ごろ猫散歩。
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『こおろぎ』。山崎努、鈴木京香主演。2006年の作品。監督は青山真治。脚本や青山真治と岩松了。山崎努演じる盲目の老人の着想は、年老いた飼い猫もしくは飼い犬だろう。あの怪人を、歳をとって目の見えなくなった飼い猫や飼い犬だと思って見ると、とたんに「ふつう」に見える。他にもいろいろ思いついたことがあるが、まあ、もう一回観てから。
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晩飯:白わらび(バニラ)旨い。大福ほどの大きさのわらび餅の中にバニラクリームが入っている。セブンイレブンのデザート。
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『桜の塔』第9回=最終回を観た。恐ろしいほどの茶番。こんなドラマに付き合わなくちゃいけない俳優たちも辛いよね。
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§º「生命」の概念と同じで、「永遠/永久/無限」の概念も、実はフワッとしている。「生命」の概念には、それを口にする者の「恣意性」が付いて回る。「永遠/永久/無限」の概念の説明は、絶対にピントの合わない文字で書かれているので誰もちゃんとは読めない。「永遠」が具体的にどういう事態なのかを、責任を持って追求していくと、気が狂う。どこかで放り出しているから、平気な顔で「永遠、永遠」と口にできる。「神」の概念? あんなものは、説明も考察も放棄した者の「愛想笑い」だよ。