2021年10月19日火曜日

饂飩のコシ

2021年10月18日 月曜日



天気:晴れ。寒い。猫散歩休止。



たまに「四国の饂飩はコシのある饂飩だ」と勘違いしている人たちがいるが、コシコシ言ってるのは四国の中でもたぶん香川県(讃岐うどん)だけ。少なくとも、高知ではずっと柔らかい(というか普通の)饂飩を食べていた記憶がある。そもそも、子供の頃、風邪で熱を出したり腹を下したりしたら、大抵は「おかゆ」代わりの「饂飩(具なし)」を食べさせられた。つまり、饂飩とは基本「柔らかい食べ物」なのだ。饂飩にコシなんか求めたことがない。というか、高知にいた当時は「コシ」という概念を知らなかった。



『ガンダム』鑑賞。第20話「死闘!ホワイト・ベース」/prime video

>ブライト「みんなが一つ、考え落ちしているのさ」



『ブレードランナー』を最初に観たときは、「こんな未来がアリなのか!」と感激したけど、『マトリックス』を最初に観たときは、「大昔から存在する所謂「水槽の中の脳」仮説をモチーフ(設定)のど真ん中に据えたモノを、そのうち誰かがやると思ってたけど、とうとうやったナ」とニヤリとした。きっと世界中の何億という人間が同じようにニヤリとしたはず。


画に関しては、有名なネオの「弾丸避け」は面白く観たけど、あとは、なんか「総じて動きがダサいなあ」と思った(し今も思ってる)。特に(何故か評価の高い)カンフーアクションはマヌケ過ぎて(どうにもサマになってなくて)観てられない。あの、当時流行った「静止画でカメラが周囲を180度ぐるっと回るやつ」も、スゴイというより、笑っちゃう。


「水槽の中の脳」モチーフなのに、タルコフスキー的な(思索的な)方向には行かずに、丸出しのアクション娯楽に仕立てたことで、商業的には大成功したけど、結局、「よくある、人類解放のために超能力者が戦う映画」に「成り下がって」いる。せっかくの「水槽の中の脳」モチーフで、こういう展開かね、というがっかり感はある。まあ、[世界認識]や[人類の未来]に対する「生命教」信者たちの発想の限界なのだろう。それでも最初の『マトリックス』は面白く観れる。つづきの2作品は観ても観なくてもいい「ただのアクション映画」。


で、今回の『レザレクションズ』だよね。


ちなみに、「マトリックス」シリーズでは、派生作品の『ANIMATRIX』の中の『The Second Renaissance Part I /Part II』と『Beyond』の方が、本編よりも好き。