2021年7月2日金曜日

『ダグラム』すごい。

2021年7月2日 金曜日


天気:晴れ。17時半ごろ猫散歩。



晩飯:黒ラベル、寿司(コンビニ)、餃子、白米、他。



△『パシフィック・リム』prime video/『インディペンデンス・デイ』的な、[侵略宇宙人の圧倒的な攻撃で人類が死にまくって滅亡の危機に陥るという状況なんだけど、作品の雰囲気は何か呑気で、見ている観客も「最後は人類が勝利を掴むんでしょう」と確信が持てた状態で最後まで行き、予測通りに人類が勝利して終わる]映画。主要な登場人物全員に華を持たせる展開(イエーガーのパイロットだけでなく、二人の科学者にも)と、最初から死亡フラグの立っている脇役のロシア人のチームと中国人のチーム。とにかく、映像的には面白さテンコ盛りだけど、物語が「浅い」(クライマックスは深海が戦いの舞台なのに)。まあ「プロレス」的オモシロサを楽しむ作品。だから、途中で胎児怪獣に食べられたハンニバル・チョウが、最後に、怪獣の腹から「帰還」するであろうことは予測ができたよ。



『太陽の牙ダグラム』第6話「暁の救出作戦」視聴。ものすごい政治劇。小学生にはぜったり無理。中学生だってアヤシイ。高校生くらいになるとピンとくるやつが出てくるだろう。まあ、大学生以上が視聴対象のアニメだよ。途中、整備中の自機を自分でも点検しようとした主人公が、先輩パイロットたちが、これで、食ってる人間(整備兵)がいるから、余計なことをしないで、その辺でゴロゴロしてろ、と、注意するのも渋い。



§º自分の足で立っているとき、地面はただの地面だが、高層建築の屋上から覗き込むと、今自分が立っていた地面は、既に「ただの地面」ではない。そこには、例えば、恐怖がある。そう。登った高層建築が「生命」、覗き込んだ地面が「死」。つまり、死とは状況が「演出」する[本来極ありふれた物理状態]に過ぎない。



中島敦『狐憑』(kindle)読了。