2021年4月20日火曜日

『一度死んでみた』堤真一・広瀬すず主演(2020年)を観た。

2021年4月20日 火曜日


一日中晴れ。



『一度死んでみた』堤真一・広瀬すず主演(2020年)を【Prime Video】で観た。そもそも主人公たちが、「社長は二日間仮死状態になる薬を飲んだだけなのだ」と公表すれば、この映画で描かれているようなそれ以降の全ての騒動は起きない。また、主人公たちがそうしない理由(社長は仮死状態になる薬を飲んだだけと公表しない理由)も思い浮かばない。必然性がないことを理由に、ドタバタしても、主人公たちやその周辺の「敵たち」の行動に「説得力」は生まれないので、その揺り戻しとしての「笑い」も生まれない。主人公たちが「止むに止まれぬ状況」「二進も三進もいかない状況」に陥ってないということはつまり、設えられた「危機的状況」が「八百長」ということ。喜劇だろうが、シリアスものだろうが、物語を動かすモチーフには「必然」が要る。この映画にはそれがない。だから、結局、笑えるテレビCMを何本か並べて、それを、薄め液で連結したような2時間だった。歴代仮面ライダー全員集合とか、ウルトラ兄弟揃い踏み、みたいな代物。



あと20分で配信終了になるタイミングで『プロフェッショナル/本多正識』を観た。吉本の芸人養成所NSCの講師。32歳から講師をやっていて、今は64歳。ユリアンレトリーバァーも和牛も銀シャリもかまいたちもみんな、彼の「生徒」。ま、NSC出身の連中は、ダウンタウン以外は全部そうなんじゃないかな。それはそうと、45分番組を、あと20分で配信終了のタイミングで観始めたけど、ちゃんと、最後まで観れた。NHK+は、飯屋の「ラストオーダー」的なシステムらしい。