『映像研には手を出すな!』全12話を面白く観た。見ながら、この面白さは『初代ガンダム』に通じると思った。初代『ガンダム』の面白さ、それは日本初(ということは世界初か?)の「本格危機管理アニメ」だということ。ホワイトベースに襲いかかる、ありとあらゆる「正解のない難題」を、新米艦長ブライトを先頭に、乗組員たちがどうにかこうにかカタチをつけて乗り切っていくあの感じ、実はあれが初代『ガンダム』の(というか富野アニメの)面白さで、今回観た『映像研』のアニメ制作の現場の「奮闘」にも同じものを感じた。
考えてみれば、初代『ガンダム』のホワイトベースでのドタバタぶりは、実は、『ガンダム』制作現場のドタバタぶりとパラレルになっていたわけで、そういう意味では、今回の『映像研』は、まあ、比喩ではなく、散文で現場のそうした危機管理を表現したということでもある。知らんけど。
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フルサイズミラーレスデジタルカメラの「フルサイズ」の「フル」って何に対しての「フル」なんだと思って少し調べてみたら、搭載しているセンサーの物理的な大きさ(面積)が35ミリフィルムとほぼ同じという意味の「フル」なのだと分かった。
なるほど、物理的に同じ大きさ(面積)にすれば、理屈の上では、デジタルとアナログ(銀塩フィルム)の違いは、光を受け取るモノがセンサーかフィルムか、ということだけになる。それはつまり、メーカーとしては、レンズだのなんだのの装置としてのカメラ技術を、フィルムカメラからそのままデジタルカメラに持ってくることができる、ということを意味する。というか、まあ、売り文句として、記録媒体が変わっただけで、装置としてのカメラそのものは銀塩フィルムカメラと同じなので、ユーザーは今まで通りの馴染んだやり方で、撮影できますよ、ということなのだろう。
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非常時の簡易トイレを自前で作る方法を『あさいち』の再放送で観た。簡易トイレのキモは、凝固剤なのだが、冷凍庫に大量に余っている保冷剤からそれを取り出せるというのだ。
やり方は簡単で、保冷剤の袋をハサミなどで切り開けて、容器などに中身を出し、上から塩を振り掛けると、水分と凝固剤に分かれる。それをキッチンペーパーなどで漉して、水分を取り除き、よく乾かせば、いざという時に新聞紙などで作った簡易トイレに放り込んで使えるという話。実際にやるかどうかは別にして、知っていて損はないと思ったのでメモ。