2020年3月8日日曜日

本木が樹木希林の目の前で内田裕也を殴った「この際だからやっちゃいなさい(by 樹木希林)」事件の顛末を、『土曜スタジオパーク』に出演した本木自身が面白く可笑しく話しているのを、サービスが始まったばかりの「NHK+」で面白く見た。「NHK+」って再生箇所の途中から再生を「共有」できてすごく便利。因みに戦国大名には何の共感も覚えないので『麒麟』の方の話は観てない。


東日本大震災のときに役場の職員40人が犠牲になった大槌町(この震災で地域の長が犠牲になったのはこの町だけらしい)を取り上げたNHKスペシャルを観た。地震発生後いち早く独自の判断で、高台の公民館(緊急時の災害対策本部にすることがあらかじめ決められていた)に逃げ上がった福祉課の連中は無事だったが、それ以外の役場職員は、町長を含め、判断がつかない状態で30分ほど「麓」の役場の駐車場でモタモタしているうちに、やってきた大津波に飲み込まれてしまった。そのとき役場にいた連中で助かったのは、ギリギリでなんとか屋上までたどり着いた15名ほどと、建物の二階で溺れかけていたときに窓の存在に気づきそこから建物の外に出ることができた広報課のナントカさんと、、高台の様子を見に行くように指示されて、少し前に役場を離れた災害対策課のナントカさん。

思うのは、こういう状況で、正体は[お上や専門家の指示の「仲卸」にすぎない]組織の長だの上司だのの指図を待っているうちに、手遅れになって死んでしまうのは絶対に嫌だってこと。こういう[長くても百年そこそこしか生きない存在の人間]なら[誰にとっても本質的に「未体験」な緊急事態]に自分が巻き込まれた場合には、結果的に間違った判断になったとしても、自分で下した決断に従ってさっさと行動した方が、同じ死ぬにしてもきっと後悔は少ないだろう。



任天堂の代名詞「マリオ」のジャンプが、異様に不自然(特に「スーパーマリオブラザース」系の重力のかかり方や空中での方向転換などが極めて不自然〕なのは、そもそもマリオがマリオネット(操り人形)で、上から糸で吊るされた人形のジャンプを「再現」しているからなのだと気づいた瞬間に、妙に合点が行って、一応納得もできた。しかし、だからと言って、操作している時の気持ちの悪さが治るわけじゃない。自分の中で「マリオシリーズ」は、これまでもこれからもずっと「気持ちの悪い操作感のゲーム」の代名詞で…