2020年6月14日 日曜日/晴/涼しい
昨日の夜中までと今日の昼から夕方まで、ずっと、週刊文春に載っていた数独をやって、他は何もしていない。10時間近くかかって、ようやく解いた。
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リー・オスワルドは、JFKの狙撃された80分後に逮捕され、さらにその二日後に、「マフィア関係の男」に警察署内を護送中に射殺された。つまり、たった三日間。
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コロナのせいで撮影ができず、放送が休止になった『麒麟が来る』(観てない/何度も言うが、戦国武将には共感しない)の代わりに、今週からこれまでの戦国大河ドラマの名場面集が放送されることになった。その第一回は、若き渡辺謙の『独眼竜伊達政宗』。一番印象に残ったのは、政宗が、実の母(岩下志麻)に、毒殺(トリカブト入りのヤマドリの煮物を振舞われる)されそうになる場面。と言っても、デキゴト(大河ドラマのデキゴトは基本フィクションだから)や演技の話ではない。流れ落ちる涙のせいで、岩下志麻の真っ白に塗った顔の厚化粧がものすごく強調されて、わ~、と思ってしまったのだ。陶器のお面にしか見えなかった。昨日見た「名場面」では、それが一番印象に残った。
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https://nazology.net/archives/62129
上のリンク先は「男性が女性より大きくなる理由が判明した。ダーウィンの説は間違っていた?」というタイトルの記事。
読めばわかるけど、まあ、「進化論」というものが理解できてない「専門家」って多いよねえ。進化論の「説明」の極意は、この事例の場合だと、「どういう理由で[女性よりも成長のピークが遅い男性個体]というものが数(割合)を増やして来たのか」という問いに対し、「それはつまり[成長のピークが遅い男=ガタイのいい男]を女が選んで来たから」つまりは「性淘汰」のせいだ、言えること。
男女の体格差は、エストロゲンの発現時期の違いが「原因」だという「説明」は、胃がんはがん細胞が原因だと言うのと同じで、説明の次元が一段「浅い」。例えば、もし、胃がんの存在を進化的に説明するなら、その問いかけは、「なぜ自然淘汰は胃がんを排除しきれないのか?」というものでなければならない。そしてその答えは、「胃がんの発症は生殖活動にほぼ影響せず、つまり、胃がんの因子を持っている個体も割合普通に子孫を残せるところまでは生きることができるからだ」ということになる。(胃がんは淘汰をすり抜ける)。