2020年6月6日 土曜日/晴/肌寒い
SNSは他人の「心の声」。SNS上で不特定多数の人間の書き込みを読む(読まされる)のは、他人の「心の声」が聞こえる(聞かされる)状態に似ている。異能・超能力モノの漫画なんかでよくある。最初は超能力に喜んでいた主人公。だがそのうち、聞きたくもない他人(家族や恋人や部下や店員や)の「本音」がどんどんアタマに入ってきて、ドーニカなったりならなかったりするアレ。そう考えると、件の女子プロレスラーが自殺に追い込まれたのも「無理もない」と思える。
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ゴムが伸び縮みするのは、ゴムの分子が「水素結合=(水分子と同じ)』でつながっているせい、ということを今週の『チコちゃん』で学んだ。ちなみに、その時に流れた「ゴムの木からゴムを採取する映像」は、『デザインあ』の「つくる/セロハンテープ」の映像とおなじもの。
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フライパンで炙ったカチョカバロで赤ワイン。
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ナマズの専門家が地震予測や地震解説をやっても笑って相手にしない連中の多くが、結婚や仕事について占い師や霊媒師に真顔で相談する。
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今年のこの状況のアメリカでトランプが再選したら、アメリカはオワッテる。
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晩飯用に、セイコーマートのホットシェフの「ジンギスカン弁当」(添付のタレをかけなければ、薄味で美味い)を買いに行くと、イートインコーナーに爺さんが三人溜まっていた。何を飲み食いするわけでもなく、ただ、居た。少し前、まだ、イートインコーナーが復活する前に、店の外にある灰皿の前に集まってタバコをやっていたジジババの一部が、念願叶って店内で寛げたのかもしれない。
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先週第3部が終わった『雲霧仁左衛門』の第4部が、間を空けずに始まった。今回の「ゲスト」は、イッセー尾形、佐野史郎、永山絢斗(ながやまけんと=「けんと」って読むのを今初めて知った)他。イッセー尾形演じる柏屋(米問屋の元締めみたいな人)のキャラが好い。佐野史郎はいつものあの感じ(『鍵のかかった部屋』で「先生!」と言って殺される美術館の館長みたいな)。永山絢斗は御落胤(ごらくいん)役なのだが、どう見ても『みおつくし料理帖』のゲンサイ先生にしか見えない。
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このコロナのご時世に戸別訪問で宗教の勧誘をしている人間が来た。パチンコ通いをやめられない連中よりも「重症」でタチが悪い。そういう観点で言うなら、感染を広げてしまっている歌舞伎町の「夜の街」の連中はマトモな部類。