2020年6月23日 火曜日/曇り/寒くも暑くもない
『Twin Peaks season 3 : part 17 THE PAST DICTATES THE FUTURE』
ジェリーを保護したワイオミング州の警察からベンに身元確認の電話がかかる。その会話の中で警察が、「双眼鏡が人を殺した」とジェリーが言っていると、ベンに伝える。つまり、先週か先々週にここに書いた、[「悪い双眼鏡め」というジェリーのセリフは、リチャード(ジェリーはそれがリチャードとは知らないが)が人体消失で消えたのは、ジェリーが双眼鏡で覗いていたせいだと思い込んだからだ]という、私の「気づき」は、実は、気づきでもなんでもなく、単に、この回で見たことを意識の上ではすっかり忘れていて、それをさも自力で気づいたかのように思い込んだだけのことだった、ということ。人間の「発見」や「気づき」は、実は、この「観たり聞いたり読んだりしたことを忘れているだけ」であることが多い。
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『ROOM to DREAM』で『Elephant Man』の撮影過程を知って、Anthony Hopkinsがすっかり嫌いになった。逆に、John Heartは株を上げた。
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『由利麟太郎』の第二回を観た。前半のサイコサスペンス的な演出はタノシメたが、オハナシ全体は、やっぱり横溝正史原作ならではの荒唐無稽で浅薄なシロモノ。いや、それはカマワナイ。「横溝正史原作とはソウイウモノだ」と思って観てるから。気に入ったのは、というか、癖になるのは、吉川晃司(由利麟太郎)が歌うエンディング曲『焚き火』。最初、 Iggy Pop(晩年)が歌ってるのかと思った。だ~ん、だだだだ~ん、だん、だん、だ~ん♪ この曲を聴くために、残り3話も観る。
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[トランプの集会の大量の空席は、反トランプ陣営の若者たちがネットで大量に「偽予約」したのが理由]というのは間違いだ、とトランプ陣営が発表したらしい。なぜなら、会場への入場は、事前チケット制ではなく、先着順だから。
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ケイサツに「詳しい話は署で伺いましょう」と言われたら、ヤクザに「細かい話はウチの事務所でしよう」と言われたのと同じことだと認識しておいたほうがいい。その場合、不用意に「ニンイドーコーキョヒ」の動きをすると、相手は「コームシッコーボーガイ」という必殺技を出してくることがあるので注意。この必殺技は、出されたら防げない。