2020年6月25日 木曜日/曇り/肌寒い
『コサキン・天海のマネもの』を楽しく観た。が、一番心が震えたのは、最後のスタッフロールの時に流れた曲を聞いた時。即ち、UWFのテーマ曲である。(あと、最後の最後の関根さんの「ピットブル」も好かった)。
あと、日本のかつての長寿王である泉重千代さんが長寿の秘訣を訊かれて、「116歳の時にタバコをやめたことです」と答えたということを、この『コサキン・天海のマネもの』の誰かのモノマネで知った。
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フクロウは音を頼りに狩りをするので、夜通し雨が降っていると夜の間に狩りができず、昼間にずれ込んでしまう。一方、目で見て狩りをするチョウゲンボウも、雨で草がなぎ倒されてネズミの姿が見えないので狩りができない。そこで、昼間に音でネズミを仕留めるフクロウの上前を、チョウゲンボウがハネる、という事態が起こった。
イタリアのその牧草地は、できる限りほったらかしにされている。だから、季節に応じて色々な草が生える。自然状態なので、季節ごとに草の栄養状態が変化する。例えば、春先に栄養が必要な牛(パルメジャーノ・レッジャーノというチーズを作るための乳牛)には、ちゃんと栄養が豊富な草になっている。無論、無農薬。しかし、だから、ネズミや色々な虫も来る。その虫たちを食べる鳥たちも来る。酪農家たちは、彼ら鳥たちを、「害獣・害虫」の調整係(全滅させるのではなくバランスを取る)とみなして、彼らと共存している。
(『ダーウィンが来た』鳥たちと共存するイタリアチーズの名産地)
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ここ最近は、人類の歴史に「早送りボタン」があればいいのにと思っている。「つまらないCM」や「間抜けなコメント」を飛ばしたいのだ。
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漱石の『それから』に出てくる謎の言葉「ラツブレイ」にしばらく悩んだ。代助が、父兄に対する義理で出席しているパーティーで、英国人の奥さんが言う。辞書にもネットにも見つからず「????」となったが、誰かが耳元でそっと囁いた。小さい「ツ」。なるほど。「ラッブレイ」すなわち「lovely」。スッとした。
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√行く手に荊の藪が現れる。中から白い手がヌッと出て、「止まれ」と掌を広げる。白い手は指をパチンと鳴らし、向かって右を指差す。見ると、二足歩行の金色の毛むくじゃらが騒ぎならが駆けてくる。「森の人」だ。「森の人」は引きずって来た大きな葛籠を開ける。真鍮製の潜水服。白い手が「着ろ」と指図する。