2020年6月4日 木曜日/晴/涼しい/若干の風あり
22時40分ごろから急に土砂降りになり、パシパシいう雷が何発も落ちた。10分ほどで静かになったから、これが当世風の「ゲリラ豪雨」だろう。今、23時だが、また少し降り出して、ゴロゴロと音もしているが、もう「ゲリラ」感はない、ただの夜中の雷雨。
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昨日観た、笹餅作りの93歳の青森県の婆さんを紹介した『プロフェッショナル』で一番印象に残った(というか、心が動いた)のは、93歳の笹餅作りの様子ではなく、二人揃って癌が見つかった息子夫婦の食事や排泄の介助/介護に内線電話(だと思う)で呼び出される93歳の姿。当人が93歳だから、息子夫婦も60代後半あたりの「老人」のはずで、だから、癌患者として看病されてもオカシクはないのだが、やはり釈然としないものを感じた。
もうひとつ。年齢は、「健康」や「寿命」のデジタルな目盛りではないということも改めて感じた。人間がやたらに細かく気にする年齢というものは、もっとおおざっぱなものに、むりやり(というか人間が手前勝手に)均等な境目を入れただけの代物で、実効性は低い。つまり、今までに93粒食べた落花生の袋の方が、今までに65粒食べた落花生の袋よりも、残りが少ないとは限らないというハナシ。93粒食べた袋にはまだ10粒残ってるかもしれない一方で、65粒食べた袋にはあと1、2粒しか残ってないかもしれない。総量は、粒ではなく、実は重さできまっているのかもしれないからだ。
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若い現役アイドルの髪の毛が抜けて、最後にはつるっぱげになってしまった「奇病」の名前は「汎発性脱毛症(はんぱつせいだつもうしょう)」。よくある円形脱毛症のラスボスみたいなもの。原因はよくわかっていないので、確立した治療法もない。というわけで、件のアイドルは今もつるっぱげのまま。アトピー体質の人とか、子供の頃に円形脱毛症を発症した人がなりやすいという話。円形脱毛症の最も重症なやつなので、頭髪だけでなく、全身(眉毛なども)の毛が抜ける。
もう一つ観たのは「糖質依存症」。つまり、アルコール中毒ならぬ糖質中毒。甘いパンが食べたくてしょうがなくなる(手が震えたりする)。無理な糖質ダイエットを2年以上続けた後で初めて食べたパン(糖質=炭水化物)が、実際に涙が流れるほど美味く感じたその時に、脳内に分泌された快楽物質が[パンの味]と強力に結びついて中毒化した。