2020年4月13日月曜日

新型コロナの影響は、メディア関係にも出始めた。街に出て街の様子を撮影することもできないし、スタジオで俳優を集めてドラマを撮影することもできないし、芸人やタレントを集めてバラエティを撮影することもできないので、テレビは軒並み、「ベスト」だの「秘蔵」だの「振り返る」だの「総集編」だの「特別編」だので、この「急場」を凌ごうとしている。

テレビにはこれまで50年分以上のコンテンツがあるのだから、まあ、1年や2年は、「再放送」ばかりでも視聴者は少しも退屈しないはず。俺のように、気に入ったものを何周もする「低徊家」には極フツウのこと。

ちょっと残念だったのは、BBC World Serviceの『Apollo 13』のepisode 7のリリースが遅れてしまったこと。番組MC(?)のケヴィン・フォンという人の本業が医者で(あるいは元医者で)、ロンドンのナントカいう病院に再雇用されたしまったとかで、収録が中断してしまったのだ。

もうひとつ残念だったのは、この春から始まるはずだった多部未華子のドラマが「放送開始日未定」になってしまったこと。大河ドラマのような長期のものならまだしも、民放でワンクールしかしないようなドラマでも、撮影しながら放送するのか、と、つまり、全話撮影が終わってない状態で番組をスタートするのか、と、ちょっと意外に思った。

そういえば、『雲霧仁左衛門』の「3」の放送が始まって喜んでいるのだが、このドラマは全8回らしいけど、撮影はもう全部終わってるのか。と思って、今ホームページを見てみたら、「3」は2017年にBSで放送したものだった。最新版の「5」を2020年8月放送開始予定で「撮影開始」と、3月2日に日付の記事に出ていた。ということは、とりあえず「3」の放送が途中で止まることはないのか。しかし「5」は撮影が止まるかもしれない。いや、当然止まってるだろう。

どこのテレビ局も、もうしょうがないから、視聴者から再放送のリクエスト受付けを大々的にやればいい。とりあえず今ぱっと思い出して、また観たいのは、三木聡が(多分)「ツイン・ピークス」をやろうとした『熱海の捜査官』かな。「成功」してるとは思えないけど、観直してみたい。あと、この際だから『新必殺仕置人』を普通の夜10時とかに、毎週一話ずつで、壮絶最終回まで全話やってくれいないかな(最初の『必殺仕置人』はDVD持ってるから大丈夫)。