2020年5月16日土曜日

『浦安鉄筋家族』の第六話を見た。「次週の予告」はあったが、次週からは『勇者ヨシヒコと魔王の城』が放送されるらしい。『浦安』の七話以降がいつになるのかは「テキトーに待って(by 大鉄)」いるしかないらしい。これもまた、コロナの影響。


そう言えば、先週も今週も金鉄じいちゃんが姿を見せなかったが、これは、コロナ感染を恐れたスタッフが、高齢の坂田利夫の出演を見合わせたということなのかもしれない。と、今になって思う。というのは、てっきり、『浦安』はコロナ騒動より前に全て撮影し終えていると思っていたので。



うちのすぐ近所にとんかつのチェーン店「かつや」があり、メニューにカツカレーがある。同じくすぐ近所にカレーのチェーン店「CoCo壱」があり、メニューにカツカレーがある。しかし、カツカレーが食べたくなったら、少し歩いて「札幌弁当工房」まで行く。カレーが違う。



『天然素材NHK』という(おそらく単発ものの)番組を観た。膨大なNHKアーカイブスの中から、特に奇態な番組を掘り出してきて紹介する内容。雰囲気は、ちょっと前に二度ほどやった『新銀河紀行』に似てる。


紹介されたのは、「ヨーガ(ヨガ)講座」「鈴木清順の健康法」「思春期の男子の性に関するの親の討論番組」「中学生と立川談志の座談会」「マラソンランナーのマラソン中の心のつぶやき」「怒髪天の何某の視点論点」「お蔵入りになった霊媒実験」など。以前に他の番組で見たものもかなりあった(ヨガ、鈴木清順、談志、霊媒実験)。


で、これが「天然素材」と題されているのは、つまり、山田孝之あたりが近年やっている『植物に学ぶ生存戦略』シリーズなどの種本・ネタ元にあたる番組だから。逆さに言うと、『植物に学ぶ生存戦略』シリーズなどは、今回紹介された「天然素材」番組の「その感じ」を意図して/目指して作られた「パロディ」番組ということ。


つまり、山田孝之の『植物~』は、山田孝之と林田アナウンサーが醸し出すあのシュールな雰囲気そのものを独立に楽しむだけではなく、実は「あの感じ」全体が、うっかり奇態な番組になってしまいがちな、NHKの教育番組や報道番組を、NHK自身が自虐的に茶化しているという点をもオモシロがる番組になっている、ということ。


ついでに言うと、NHKが林田アナウンサーを首都圏ニュースに「囲い込んだ(全国から隠した)」のは、「フリー」に取られたくなかったからだろう。