2020年5月20日水曜日

2020年5月20日 水曜日/曇/やや寒い


上のように、日付の他にその日の天候まで書き残すは、日本の日記の特徴らしい。また、日記文学というものが日本独特かは知らないが、とにかく、日本人は、農民から軍人、天皇まで、文字が書ければ誰でもとにかく日記を書いた(書きたがった)。日本人は日記好きなのだ。


事実、日本の軍隊は、戦国の頃から太平洋戦争が終わるまで、戦場の兵士たちが日記を書くことを許していた。これは世界的には珍しい。というのも、戦死した兵士の日記が敵に回収されてしまうと、そこから自軍の情報が漏れてしまう危険があるからだ。日本の兵士は、うっかりすると、日記に詩歌の類も書き付けていた。呑気なのか風流なのかは、滅びの美学が身に染み付いているのかは、よくわからない。


ちなみに、日本文学研究で有名なドナルド・キーンは、戦死した日本兵から回収された無数の日記を読んだことで、「日本」にのめり込むことになった。いや、キーンじゃなくて別人だったかも。



少し気温が下がると、頭が痛くなる。緊張性頭痛というやつで、要するに、寒いせいで肩や首の筋肉が硬直して、それが頭痛というカタチで現れるのだ。前にも書いたが、子供の頃から悩まされていた頭痛が筋肉の緊張からくる緊張性頭痛だと気付いたのは、つい数年前。「正体」がわかってからは、首や肩を押したり解したりして、頭痛を軽減させたり、消し去ったりすることができるようになった。そのおかげで、頭痛そのものよりも、「いつオサマルかわからない不愉快さ」に対する[鬱陶しさや煩わしさ]からは解放された。



花粉の飛散がひどくて、目に来る時は、日曜大工用のゴーグルを装着すれば、目の痒みを防いでくれる。今もしている。



旅客機産業(人間を運ぶ航空産業)は、「コロナ」以後の世界では斜陽産業になるだろう。テレビの登場でそうなった嘗ての映画産業のように。



今の[外食産業・食品小売産業]は「食品ロス」の上に成り立っている。[大量に捨てること]を前提にした(アテにした)商売ということ。よく見れば、どんな食品販売業も、「フードバンク」のような仕組みにはどこか及び腰。なぜなら、「余った食品」がタダ(無料)かそれに近い値段で消費者に提供されると「商売上がったり」になりかねないからだ。「余る前の食品」に取って代わりかねないほどに大量の「余る食品」を作り続けることが、外食産業・食品小売産業の本質。