2020年8月13日 木曜日/晴れ。暑いが昨日に比べればなんでもない。
NHKのヘンテコな生物を紹介する単発番組を観た。司会は林修で、中川翔子とかハライチとかが「生徒役」で並んでいる、民放にアリガチなもの。一番「ヘンテコ」だと思ったのは、敵に向かって、しっぽの複数の穴から粘液上の糸をを吹き付けるトカゲ(ヤモリ?)。攻撃方法(威嚇方法)もすごかったが、体全体のデザイン(配色など)がまたすごかった。
あと、ウォンバットはどうやってウンコを四角くしているのかもこの番組で知った。直腸あたりに特別な筋肉があって、それを使って腸をひし形にすることで、中身(即ちウンコ)を直方体にするのだ。直方体のウンコは、水分を吸収されているうちにサイコロ型に別れ、それが外に出るという仕組み。なので、日本の動物園で飼われているウォンバットは、もらっている餌(生のトウモロコシなど)に水分が多く含まれている上、気候そのものも日本はオーストラリアほどは乾燥していないので、ウンコの水分を吸収しきれず、四角いウンコを作れない。「ふつう」のウンコが出る。
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母親の姉妹という意味の「おばさん」の「おば」を漢字で書こうとすると、「伯母(母の姉)」か「叔母(母の妹)」しかなく、姉でも妹でもどっちでもいいときや、姉と妹の両方を表したいとき(例えば「二人のおば」と言いたい時)に妙に困る、というか不便だ、と常々思っていた。「小母さん」という漢字で書いた「おばさん」は、血縁関係のない「他人」のことだから使えない。
ところが、この前ナニカの本を読んでいて、ようやく姉妹共用の「おば」を表す漢字を見つけた。それが「姨」である。これで「おば」と読み、漢和辞典で確かめたら、母親の姉のことも妹のこともこの一字で表せる(というか、それが姉なのか妹なのかに頓着しない、とにかく母親の女兄弟すなわち姉妹のことを指す漢字)。長年のモヤモヤ、イライラが解消された。
すると、「おじ」についても「伯父」と「叔父」ではない、兄と弟共用の漢字があるのだろうか? いや、ありそうだ。あるに違いない。誰にとっても、あれば便利な漢字のはずだからだ。
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所謂欧米文化圏は、動物の擬人化を妙に毛嫌いするくせに、言語そのものは、動物どころか道具や機械や、ただの観念や概念ですら、平気で主語にして澄ましている。
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ローソンで買った二種類の冷やしラーメンは、どちらもただ塩辛いだけだった。