2020年8月7日金曜日

PART14: WE ARE LIKE THE DREAMER


▼バックホーンのゴードンが、ツインピークスの保安官事務所に電話する。保安官がゴードンに、発見したローラの日記の断片が二人のクーパーの存在を暗示していることを伝える。

▼アルバートがタミーに大元の「ブルーローズ事件」について説明する

1975年のワシントン州オリンピアのモーテル

容疑者はLois Duffy

現場に駆けつけた二人のFBI捜査官:ゴードン・コールとフィリップ・ジェフリーズ

銃声がしたので、モーテルの中に踏み込むと、中に二人の女。一人は撃たれ、一人は銃を持って震えていた。撃たれた方は、「私はブルーローズ」と言って微笑んで生き絶え、目の前で消えた。もうひとりは、逮捕されたが無罪を主張し続けて、最後は拘置所で首を吊って死んだ。二人の女はどちらもLois Duffyだった。無論、Lois Duffyに双子の姉妹はいない。タミー「Blue rose does not occur in nature. It's not a natural thing. The dying woman was not natural.Cunjured. What's the word? A tulpa(化身).」

▼突然現れた窓拭きのキュコキュコ音でゴードンが苦しむ。

▼ゴードン「ダイアン、君がクーパーと最後に会った夜、クーパーはブリッグス少佐のことを話したか?」→ダイアン「Yes」。

ダイアン→バックホーンで見つかったブリッグス少佐の胃から取り出された指輪に「To Dougie, wiht love Janey-E」と掘られていることを聞かされて、「 Oh my god」Janey-Eは、片親違いの私(ダイアン)の姉妹(my half sister)だと答える。Dougras Jonesという名の男と結婚している(みんなはダギーと呼んでいる)。Jany-Eのことが好きじゃないのでもう何年も話してないとも答える。*ブリッグス少佐の胃の中にダギーの指輪が入っていたのは、ダイアンがダギーの存在を、ゴードンたちに伝えるため(わざと質問されて答える状況を作るため)の仕掛けかもしれない。すると、悪いクーパーの「Las Vegas」とそれに答えたダイアンの「THEY HAVEN'T ASKED YET.(彼らはまだ尋ねない)」の意味も通じる。ここでいう「They」はゴードンたちということになる。

▼FBIのラスベガス支局初登場。ゴードンから、ダグラス・ジョーンズの逮捕を指示される。

▼ゴードン→ダイアンを退出させた後で、ローラの日記に二人のクーパーを示唆する内容が書かれていたことを、アルバートとタミーに伝え、モニカ・ベルーチが出てくる夢の話をする「And last night, I had another Monica Bellucci dream」

Monica(涙を一筋流した後で)「We're like the dreamer, who dreams and then lives inside the dream.」(Gordon:I told her I understood. I then she said)「But who is the dreamer?」

私(ゴードン)は振り返って、私自身を見た。大昔のフィラデルフィアのオフィスにいる私だ。クーパーは心配していた日付のことを言っていた。クーパー「10時10分、2月16日です、ゴードン」

フィリップがクーパーを指差して私(ゴードン)に訊いた「Who do you think that is there?」

ゴードン「Damn! I hadn't remembered that.」

▼ツインピークス事務所でのサンドイッチ(ジャック・ラビット・パレスへの遠征用の弁当)のエピソード。その場で、チャドは逮捕される。保安官「長い間、目を光らせてたんだ」

▼Jack Rabbit's Palace(ジャック・ラビット・パレス)でのエピソード

ジャックラビットパレスの土(soil)をポケットに入れ、そこから「253ヤード」東へ。/煙たなびく謎の水たまり(ホークが見覚えがあるという顔をする)の近くに、両目を縫い付けられた全裸の女(Naido)が倒れている。/保安官「2時53分だ」→空に渦巻きが出現→アンディがFiremanの部屋に転送されて、煙から現れた「過去と未来(ルーシーを保安官事務所どこか[=保安官と悪いクーパーが撃ち合うことになる保安官のオフィスの入り口の廊下だと後でわかる]に連れて行ってそこに留まらせる)」を見る→「土」がアンディ以外を、ジャックラビットパレスに引き戻す(当人たちは覚えてない)。Naidoを抱き上げたアンディが現れ(いつもと違って、シュっとしてる)、他のメンバーに「この女の人の死を望んでいる者たちがいる。保護が必要だ」と指示を出す。

▼ルーシーが、Naidoに自分のパジャマを着させる。留置所の三人「チャド、Naido、そして、口から血を流し続け人真似を繰り返す謎の酔っ払い(これが行方不明のビリーか?)」

▼フレディの「緑の園芸用ゴム手袋(右手用)」の話。

フレディは23歳。その日は、ジェームスの誕生日。

取れないんだ。外科医が取ろうとしたら血が出た。

6年前、ロンドンに住んでいた時の話。路地の奥に現れた渦巻きに巻き込まれて、気づいたらFiremanと名乗る男の前にいた。そいつに、近所の店に行って、袋の開いてる、片手だけが入った緑色の園芸用ゴム手袋を買えと言われた。それをはめたら 「an enormous pile driver(掘削機)」並みの力が出る。それを買おうとしたら、俺たちがいうとことの「Jobsworth」(job's worth)が邪魔をしたけどね。追いかけて着たそいつを殴った瞬間、(Firemanに)「アメリカンのワシントン州ツインピークスに行け」と言われていたことを思い出した。

フレディ「Why me?」

Fireman「Why not you?」

空港にアメリカ行きのチケットを買いに行ったら、もうチケットが用意されていた。

その後、ジェームスはグレートノーザンホテルのボイラー室の奥で謎の「キーン」音を聞く。音は、一つのドアの奥から聞こえてくるらしいことを突き止める。

▼酒の切れたセーラが「Elk's Point #9 BAR」に行き、そこで絡んで着た酔っ払いを「噛み殺す」エピソード。(注文しているのはやっぱり「ブラッディマリー(ウォッカのトマトジュース割り)」)=セーラは顔の「蓋」を閉じてから、自分の口(歯)で男の首を噛み切ってる。セーラの顔の中に、左手の薬指だけが色の変わった手が見える。

▼ロードハウスの会話

a:Have you seen Bill?

b:No, not for a coupe of days.

a:I heard you were the last person to see Billy.

b:It was so fucking scary. He was in the kitchen with me and my mom. Think my uncle was there. I'm not sure, um...You know, at the window, we see Billy. He's jumped over a fence a six-foot  fence, lands in our backyard. He comes running like crazy to the back door. And I can tell he sees me through the window. And he had this look in his eyes. Comes slamming in the back, stumbles in the kitchen. I start screaming, and I think my mom screamed too. And there was blood coming out his nose and mouth. And he goes and hangs his head in the sink. Blood's just gushing like a waterfall. And he turns and looks at us, real strange and all bloody. And then he bolts out the back again. We're like, "What?"

a:And you didn't tell anyone?

b:We--we just didn't know what to do. I mean, we didn't know what the hell was going on with him. And I know my mom and him had a thing.

a:What? Really?

b:Yeah. Up until pretty recent, at least. I mean, I just caught wind of it from time to time. The smile in her face whenever his name came up.

a:What's your mom's name?

b:It's Tina.

a:Then he just ran out again?

b:Yeah, just, like, he was in our kitchen for maybe, like, ten seconds, and then he just took off, real fast and crazy. And after, we see all the blood on the floor and some on the wall. Took a while to clean it up, me and my mom. I don't remember if my uncle was there.

▼ロードハウスの曲はLissie「WILD WILD WEST」


▼(2020年8月7日 金曜日)

ニルヴァーナの文字通りの意味は「消化」すなわち火を消すこと。『TP3』のFiremanは、だから、「火を消す人」でニルヴァーナの住人なのか、と一瞬思ったが、「だが、火消し(消防士)は、firefighterじゃないかな」と思って調べてみたら、firemanも消防士・火消しだった。ただし、firemanには、機関車や炉の「火夫、機関助手」という意味もある。つまり、石炭をくべて火を燃やす係。さらに、アメリカ海軍では機関兵のこと。