2020年8月26日 水曜日/晴。暑い。16時の時点で室温摂氏34度。ただし、ソコハカとなく涼しい風が流れる。
暑すぎて、毎週水曜日のコロンボを見るのを忘れた。
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「現の虚」メモ:
√人間から生まれるが、何かしらの理由で、病気や寿命では死ななくなる人間が「死神」。もちろん、物理的に身体を破壊されると死ぬが、それ以外の、普通の人間の普通の死因(即ち、老衰、癌、糖尿病、脳梗塞等)では死なない。身体の物理的な破壊に対しても、並の人間に比べると、圧倒的な「抵抗力=治癒力」を持っているので、斬撃、交通事故、爆弾テロ、あるいは核攻撃にさらされても、「直撃」でない限りは、生き残る。無論、「無傷」ではいられないので、「死神」の多くは、体のどこかしらの大きな「傷跡」を持っている。「死神B」の顔面包帯や、「死神X」のアイパッチなどはそれが理由。逆に言うと、何かしらの大きな傷跡があると、そいつは「死神」である可能性がある。
√「死神」の特質は突然変異遺伝子によるものであると考えられる。但し、この変異は遺伝しない。遺伝しない理由は、「死神」に生殖能力が欠落しているためである。「不老無病」の能力と引き換えに失ったと考えられる。だから、「死神遺伝子」自体が非遺伝性なのではなく、「死神遺伝子」を持った個体が子孫を作れない結果として、実質的に「非遺伝性」なのである。
√「死神」は数千人規模で存在する。
√「魔女」は、地球の衛星軌道上の人工衛星に棲んでいる。「地球人」なのか「異星人」なのか、あるいは、ホモ・サピエンス以前の「地球人」の生き残りなのかは不明。地球上の様々な場所には、魔女が設置した或る種の「装置」があり、魔女は人工衛星からデータを送信することで、その「装置」から音声や立体映像を発信することができる。これを観たり聞いたりした地上の人間は、魔女の「魔法」に翻弄されたり、導かれたりする。魔女の「魔法」の「弱点」は、魔女の人工衛星が「静止軌道上」にはいないことである。魔女の人工衛星は定期的に「地球の裏側」に行くことになり、そうなった場合、特定の「装置」にデータを送り続けることができず、その座標での「魔法」が消えてしまう。
√「魔女」は、知られている限りは、一人である。
√「人工人格」には二種類ある。実在した人間を「再現」した「人工幽霊」と、ゼロから構築された「人工幽零」である。両者は最後の「れい」の字が異なる。