2020年8月7日 金曜日/雨のち曇りのち晴れ。ただし風強し。
東証一部上場企業の決算報告をSMBC日興証券がまとめた結果、赤字決算は全体の28パーセントだった、とNHKのニュースが言っていた。
意外に少ない。コロナ騒ぎでどこもかしこも、売り上げが9割減だナンダと連日テレビが騒いでいるから、てっきり、ほとんど全ての企業が大なり小なり赤字なのだと思い込んでいた。任天堂などのはいわゆる「巣篭もり」で『どうぶつの森』が売れまくり、4~6月の純利益が6倍以上だという。そういえば、自動車のトヨタも黒字だという話を少し前に聞いた。中国の「小金持ち」が、「自動車」というより「資産」として、また、ブランド力のあるトヨタ車を買い始めたためらしい。
普段のテレビでは、あまりおおっぴらに言わないし、当事者たちもあまり言って欲しくもないのだろうけど、この「コロナのオカゲ」で大儲けしている企業はけっこう存在しているのだろう。
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加藤の番組を見ていると、モーリーさん・キャンベルさんコンビと、それ以外のコメンテーターの知性の「格差」をはっきりと実感できる。いわゆる「芸能人」コメンテーターがぼんやりしたことしか言えないのはイイとしても、「哲学者」の宮崎某や「経営コンサルタント」の坂口某の、へっぽこコメントに「おやまあ」となることが多くて「困る」。番組を観はじめの頃に意外に思ったのは、司会の加藤の「眼力」で、モーリーさんとキャンベルさんが番組に出続けているのは、多分、司会の加藤には「話が通じる」からだろう。
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今は、地球の「地形」が変わる時期に差し掛かっているのだ。別の言い方をすると、陸地と水辺の境界線が変わる時期。地球の「地図」は誕生以来ずっと同じだったわけではない。何十億年も前には他所の惑星かと思うほど違っているし、「ほんの」数万年前でも海と陸の勢力図は今とはかなり違っていた。
「異常な」大雨は来年以降も降るし、洪水をはじめとした水害や、土砂崩れなどによる「地面の形の変更」もしばらくは続く。人間が言う「昔から住んでいた場所」の「昔」は、地質学的には「昔」どころか「昨日」のこと。だから、毎年のように被災する場所に住み続けるのは、「昨日は雨が降らなかったから」と言って屋根のない家に住み続けるようなもの。
「人間が安心して住める場所」を変えるのは、火山爆発や大津波だけではないということに、そろそろ気づいた方がいい。