2020年12月24日木曜日

墓荒らしのルールと麻酔が登場する前の外科医の心得

 2020年12月24日 木曜日/晴れ


▼墓荒らしのルール

1)貧乏人の墓を狙うこと。墓掘り人に払うカネが少ないので、穴が浅くて棺も脆いから。

2)盗むのは死体だけ。死体以外は、ハンカチ一枚、指輪一個として持ち出さない。そうした品物には所有者がいるので窃盗罪になる。この時代(18世紀のイギリス)では、窃盗はおろかスリでも死刑になった。しかし死体に所収者はいないのでバレても窃盗罪にはならない。

3)新しい墓を狙う。3日もすると死体が腐り始め、内蔵も溶けてしまって、せっかく盗んでも解剖実験には使えないから。更に、この時代、墓荒らし=死体泥棒は一種の産業と化していたので、同業者が多数おり、日数が経ってから墓を暴いても、既に同業者が死体を持って行ったあとで墓はカラ、ということがママあったから。

4)墓荒らしには縄張りがある。


▼死刑囚の死体が解剖実演・実験に回されたのは、死刑囚はふつう健康体のまま死ぬから。逆に、病死した死体は、せっかく解剖して内臓を観察しても、それが健康な状態のものか、何らかの異常が起きているのかが分からない。


▼麻酔が登場する前の外科医の心得

1)他の患者に悲鳴が聞こえない場所に手術室を作ること。

2)患者が暴れまわらないようにしっかり縛り付けること。

3)患者が死んでしまわないうちに手術を終えること。

4)外科医がいつも持っている杖を、「つらくなったらこれを握りなさい」と言って患者に渡すこと。


以上、岡田斗司夫ゼミUG動画『世にも奇妙な人体実験の歴史』の解説から。



「ゴチになります」の今季の最終回をたまたま観た。すなわち、クビになるメンバーが確定する回である。料理を食べるところは収録で、クビメンバーが決まる最後の「結果発表」の部分だけが(「去年と同じ」と羽鳥)の生放送だった。結果、クビになったのは、今回ビリになった田中圭と、クビレースで断トツビリを走っていた本田翼の二人(クビルーレットの結果で、クビになる人数は二人に決まった)。で、田中圭のクビが確定して以降は、とても「楽しいバラエティ」とは呼べない辛気臭い空気の番組なっていて、逆に、笑った。あれが、出演者たちの演技(演出)なのか、素なのかは分からない。可能性は五分五分だろう。とにかく、結果としてノブが土壇場で生き残ったので、また、ネットで色々と面白がって書かれるだろう。本田翼の代わりにノブがクビなればよかったのにとかナントカ。