YouTubeで、「富野由悠季の世界」展【スペシャル対談 富野由悠季監督×細田守監督】を視聴し、富野節を堪能した。ガンダムのコクピットに幌をかけたのには二つの理由がある。一つは、リアルさを出すために、パイロットはロボットに乗り込む動作をしなければならないから(こっちでジャンプしたら、あっちでもうコクピットに座ってるじゃなく)。もうひとつは、人工の居住環境であるスペースコロニーにも雨は降る(湿度を保つために定期的に雨を降らせる必要がある)ということを示すため。
最後に富野さんが言ったのは、
1)大人が全身全霊を込めて子供に伝えようとしたことなら、子供は一生かけて考えてくれる(これは、富野さんが『海のトリトン』を作る時、子供に向けてどう作品を作っていいかわからなかったので、勉強のために読んだ児童文学を書くための参考書の中に書いてあったことらしい)。大人に向けて何かを発信しても、送り手と受け手が、両方でツベコベ言うから、逆に、どう書いても構わない。
2)「子育て」とは、実は「親育て」である。自分自身という親を育てること。
この二つのことを覚えていると「死ぬまでなんとかなるんじゃないか、と」。とは言いながら「自分でも話してて、いやだなあ、年寄りになっちゃったなあ」とまぜっ返す。
細田守監督というのは、名前を聞いたことはあるし、顔も見たことがあるけど、何の監督だったかは思い出せないし、調べない。
*
Amazonで12/1に注文したChromebookの発送通知。
*
『コロンボ』視聴
第18話『毒のある花』(LOVELY BUT LETHAL)
カールが殺された新聞記事を読んだライバル会社のラングは、カールを殺したのは女社長だと気づいたはず。少なくとも「その可能性はある」と踏んだ。というのは、その少し前にカールが自分のところに、新開発のシワ取りクリームのサンプルをを売り込みに来ていたし、ラングもカールに払う小切手を用意してたのだから。もし、カールが殺されるようなことがあるのなら(偶然、強盗に襲われたのでない限り)、新開発を巡るナンヤカヤで命を落としたと推理するのがもっとも理にかなっている。で、もし本当に、女社長がカールの殺人犯で、首尾よく逮捕されたら、ラングは自分では一切、金も労力も使わずに、最大のライバル会社を葬り去ることができる。ラングはほくそ笑んだはずだ。