2020年12月15日火曜日

Lynchの『Rabbits』のウサギたちは「speaking in mannered haikus」つまり「俳句の形式で喋っている」

 

2020年12月15日 火曜日/晴れ時々雪


『Twin Peaks』視聴メモ

第2章:

ベンは、ローラが殺害され、ノルウェー人との契約が失敗に終わったことをジェリーに知らせる。ただし、ノルウェー人と契約の失敗の原因が、娘のオードリーであること(オードリーがローラの殺人事件をノルウェー人たちにわざと伝えたこと)には一切触れない。前回、オードリーに対して「私の娘はローラよりもずっと前に死んだ」的なことを言ったベンだが、ちゃんと娘のことを庇っていることが分かる。



『共演NG』の最終回をTVerで観た。あるいは配信されてないかも思ったが大丈夫だった。というのも、最終回がテレビ放送される直前に、2.5次元俳優役で出ていた俳優のDVが週刊誌に出て、現実の世界でも「出演俳優の不祥事」が発生してしまったからだ。こんなことってあるんだねえ、と関係者も視聴者もみんな思ったはず。


で、最終回の内容は、まあ、『ナギサさん』のときと同じで、映像ソフトを売らんがための「総集編兼宣伝」という感じ。でも、その中で、斎藤工演じる市原龍が主張していたことに責任を持つなら、出演俳優のDV報道ごときで、放送を中止にしたり映像を差し替えたりするわけにはいかないわけで、だから『共演NG』の最終回はそのまま放送されたのだろう。



アップしたのが何者かは全然知らないし分からないのだが(所謂「違法」じゃないのか? それとも関係者か何かなのか?)、金田一耕助を中井貴一が演じている1990年頃の新春スペシャルドラマの『犬神家の一族』をたまたま見つけて少し観た。短髪・メガネ・三つ揃いの金田一耕助も悪くない(おまけに松本伊代演じる助手までいる)。他のキャストも(パッと見ただけだが)犬神佐兵衛翁が若山富三郎、珠代さんが財前直見、佐清が石黒賢、猿蔵が丹古母鬼馬二、地元の警部が荒井注と、なかなかな顔ぶれ。あと、フィルムで撮影された映像がとても美しい。テレビとは思えない。



Lynchの『Rabbits』のウサギたちは「speaking in mannered haikus」つまり「俳句の形式で喋っている」と『Room to Dream』に書いてあった。アイロンがけをしているウサギに入っていたのがナオミ・ワッツで、カウチにずっと座ってるウサギに入っていたのが、閉所恐怖症で「目を閉じているしかなかった」ローラ・ハウリングだということも分かった。