2020年12月5日 土曜日/晴れ
CHATAの「お菓子箱」の中に入っていた「大人の羊羹」(後で名前が判明した)が旨かった。四角い黒羊羹の中に、イチジクとクルミと洋酒が入っている。
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白川郷の合掌造りの「合掌」は、屋根の形が、合掌した時の人間の「二本の上腕が作る三角形」に似ているからだということを、今日の「ブラタモリ」で知った。つまり、合掌する掌をわざと密着させずに三角形の隙間を作ったときのその三角形ではなく、掌自体はピタリと合わせ、手首の下(胸の前)にできる三角形を指して「合掌」造りというのだ。
もう一つ得た知識。白川郷では、人間の尿と蚕のフンを混ぜたものを煮詰めて焔硝(えんしょう)を作っていた。焔硝は火薬の原料。白川郷の人々が、不便な山奥に住み続けたのは、そこが、軍事機密である火薬の工場でもあったから。
『ブラタモリ』のおかげで(せいで)、タモリはうっかり、後世にまで残る、非常に貴重は映像記録の主人公になってしまった。『ブラタモリ』はあくまでも娯楽番組という立ち位置ながら、結果として、日本全国を隈なく回り、その土地の地形の成り立ちや、歴史的建造物に関する膨大な資料映像のアーカイブを構築してしまったからだ。タモリは、10年後はおろか、50年後、100年後、それ以上経っても、観る価値があり、また、観て興味深い番組(映像作品)の主人公(ナビゲーター)として、人々の中に「生き続ける」ことになるだろう。ちょうど、BBCのデイビッド・アッテンボロー(動物学者)のような「生き続け」方だ。
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イルミネーション実施で売り上げが増えた二つ目の理由は、客の滞在時間が長くなったから。(『カネオくん』)
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『IPPONグランプリ』を観た。決勝は、笑い飯の西田と、博多華丸・大吉の大吉。優勝は西田。大吉先生もそうだが、決勝進出を逃したバカリズムなども大喜利能力が衰えている印象を持った。西田は今、大阪の大喜利番組で「ブイブイ言わしている」らしくて、大喜利「現役感」があったが、バカリズム、大吉、あと、千原ジュニアなどは、そういう大喜利の現役感がなくなりつつあると感じた。
今回から始まった「ドラムロール大喜利」が、お題としては一番面白かった。しかし、基本的に「悪口」なので、次回はないかもしれない。「座薬を入れるときに無表情の芸能人第一位は?」「モーリ-・ロバートソンさんです!」(かまいたち/山内)が一番受けた。