2021年3月9日火曜日

Albertの非暴力主義で考えた。

2021年3月9日 火曜日/晴れ



『Twin Peaks』第10章メモ


AlbertがHarryに、自分はキング牧師とガンジーを尊敬しているので、徹底的な非暴力主義だと宣言する。敵に報復したり敵を憎んだりするのではなく、敵を愛するのだ、と。


で、ふと考えた。Albertの「口の悪さ」は、この「徹底的な非暴力主義」が「原因」だろう。ゴータマさんが言っているように、人間にとって、自分を攻撃してくる「敵」に対して慈悲の心を持つことは、この上もない「苦行」である。なぜなら、それは、生命現象の原理すなわち自然淘汰の原理の背くことだからだ。


Albertは、歯に絹着せぬ物言いが信条なので、まあ、彼のことをよく知らない人間に殴り倒されることは、普通の「社交辞令をわきまえた」人間よりも多いだろう。しかし、それが「修行」であり、「試練」であり、Albertにとって、「人物」を見定める最善の方法なのだ。つまり、「口の悪さ」などという表面的なことは気にしないで、Albertと言う人間の本質と付き合ってくれる人間だけを、Albertはその「口の悪さ」で見極めることができる。


考えてみればAlbertは、「悪口」あるいは「誹謗中傷」あるいは「ありもしない非難」を口にしているのではない。Albertは、自身が感じたこと思ったことを、ただ「率直に」口にしているだけだ。それに対して相手が腹をたてるかどうかは、Albertにとっては「問題」ではないし、そもそも腹を立てるのは、Albertの発言が「真実」を突いているから、ということも言える。


つまり、Albertという人間は、実は「本当のこと」しか言わない、という「特別な才能」の持ち主なのだ。Albertは、心を偽らないし、だから、言動も偽らない。ということは、実は、Albertは、もっとも信頼できる人間ということになる。気を回したり、お世辞を言ったり、忖度したりしない、ということだから。


今気づいたが、Albertは、口の悪いMr. Spockなのだ。




ファミリーマートでコンビニ弁当の「おかずだけ」バージョンの商品を買ってきて食べた。当たり前だけど、ただの「コンビニ弁当のおかず」だった。塩辛くてダメ。