生命現象からの自由度の高さ。[遺伝子の思惑]に背ける度合い。
逆に言えば、知能が低ければ低いほど、その個体の投資資源は[生命現象それ自体]に向けられる。すなわち、摂食・排泄・睡眠・繁殖である。特に、生命現象の「根本教義」である「繁殖」に対する「無批判さ」は、知能が低くなるほど高まる(ネズミや虫の「繁栄」とは知能の低さとの「引き換え」である)。言い換えるなら、知能が低くなるほど、生命教に対する「盲信度」が増す。人間の「明るい未来」のためには、まずは、全ての人間が、「生命教」に気づける程度には知能を高める必要がある。