2021年3月11日木曜日

小惑星探査機はやぶさ2の責任者の話をR2の「文化講演会」で聞いた

2021年3月11日 木曜日/晴れ


東日本大震災から今日で10年ということで、テレビのニュースはそればっかり。



今日は、日信(地元の弁当屋)の牛丼を食った。食べ慣れた味。すき焼きの残りをご飯にかけただけのような、他愛もないもの。しかしこれが好い。しかし、ずっと「すき焼きの残り」味だと思っていたが、もしかしたら「肉じジャガのジャガなし」かもしれない。だが、これでいい。



小惑星探査機はやぶさ2の責任者の話をR2の「文化講演会」で聞いた(らじるらじるの聞き逃しサービス)。


【メモ1】カプセルを回収する人たちが物々しい防護服を身にまとっているのは、カプセルに組み込まれた火薬の暴発に備えて。カプセルは大気圏に突入する際に、火薬を使っていろいろな装備を自動展開する(耐熱シールドとか)。だから、正常に作動していれば、地上に落ちた時点で、装備された火薬は全て使い切っているはずだが、万が一ということもあるので、回収員は防護服を着ている。


【メモ2】管制室の真下には「神の間」と呼ばれる部屋があった。この部屋には、はやぶさ2のシミュレータがあって、管制室とつながっている。このシミュレータに「神」がさまざま試練(故障や障害)すなわちトラブルを与える。管制室の連中は、「神」が与えたトラブルを克服したり、失敗したりすることで、現実のミッションのさまざなトラブルへの対応力を高める。「神」とはもちろん、はやぶさチームのメンバーの誰かである。訓練(トラブルのシミュレーション)は全部で48回の行われ、そのうち、22回で「撃墜」すなわち、トラブルを克服できずにシミュレータのはやぶさが墜落してしまった。「神」が調子に乗りすぎたのもある。


【メモ3】管制室の横には「スナック乙姫」という部屋があった。はやぶさ2の目的地が小惑星リュウグウなので。しかし「スナック乙姫」は、ただのスナックすなわちお菓子を置いている部屋で、酒場ではない。


【メモ4】はやぶさ2が回収したサンプルの量は、当初の目標量の54倍。