2021年3月16日火曜日

所謂「表現者」が、被災地の様子を言い表す時に、「想像もできない」とか「想像を超えた」などという表現を簡単に使う。

2021年3月16日 火曜日/晴れ・暖かい


昨日の夜から今朝にかけて、久しぶりに腹痛発作に襲われた。所謂、慢性膵炎んだろうと思う。



大津波や大地震や原発事故の「被災地」に出かけて行った、芸術家とか作家とかの、所謂「表現者」が、現地の様子を言い表す時に、「想像もできない」とか「想像を超えた」などという表現を簡単に使う。実際に被災した人間たちのことはこの際忘れて敢えて言うなら、ここ数十年に起きた程度の災害を指して、「想像もできない」とか「想像を超えた」とか言ってる「表現者」は、それが本心からの言葉なら、あまりにも想像力が貧弱すぎる。「表現者」を自称するなら、せめて、地球生命全滅後の世界の光景くらいは、常日頃から「想像」できていて欲しいものだし、だから、東日本大震災やフクシマ原発事故の光景「程度」のことを目にしたくらいで「想像を超えた」とか言って欲しくないね。もし、言わずにおれないのなら、「表現者」はやめた方がいい。


あ、「想定を超えていた」という意味で「想像を超えていた」なら構わないよ。10くらいを想定していて見に行ったら、100とか1000とかだったという意味での「想像(実際は想定)を超えていた」ならカマワナイ。その場合でも、「表現者」なら、億とか兆のレベルの「想像力」を持っているはずなので、どう間違っても、文字通りに意味での「想像を超えていた」などとは思わないし、言わない。