2020年10月11日 日曜日/曇り
『日々是好日』を観た。まるで世間話をしているだけのような樹木希林の演技がすばらしい。
ついでだから「お茶」に関して言えば、あれは一種の瞑想/メディテーション/マインドフルネスで、お茶の作法を徹底的に体に覚えさせることで、「特に意識することなく何か一つのことに集中している状態」を作り出し、瞑想状態に入る。つまり、無意識的にお茶の所作を次々に執り行っている状態が、瞑想のそれと同じということ。
ちなみに、お茶の作法に限らず、自転車でもピアノでも「一連の動きを体に覚えさせる」とか「体が勝手に動くようになるまで繰り返し練習する」というのは、あれは全部、自分の小脳にプログラミングをするということ。小脳は、意識を持たない単純なプログラム実行コンピュータで、だから、普段の生活で我々は、蛇口をひねるとか、服を着るとか、歯を磨くとか、冷蔵庫を開けるという動作を、何も意識せずに行うことができる。というか、それよりもずっと基本的な、道を歩く、階段を上り下りするという動作も、小脳という自動コンピュータがきちんと働いてくれているおかげ。
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『24 Japan』の第1回をたまたま見た。ドラマ全体に漂う「見よう見まね感」に苦笑する。全体に浮き足立ってる。
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【メモ】
地球からの脱出速度(第二宇宙速度)は、秒速11キロメートル。すなわち分速660キロメートル(11*60)。すなわち時速39,600キロメートル(660*60)。すなわち、およそ時速4万キロメートル。因みに音速は時速1225キロメートル。
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√「人間が死ねば死神も消える。常識とはウラハラに」(ダカラナニ氏)
√「死神は死人には憑かない」(ダカラナニ氏)
√「タバコを吸って好きに死ぬことを許さない硬直した人間社会」(死神B)
√「人間は、珈琲を同じ味に淹れたがるが、人間の味覚は四六時中変化している」(死神B)
√「全ての生き物は、盗んで生きているのよ。[許される盗み]としての[商売]は、人間の、発明というより再発見。[許される盗みで生きる]は、生き物がもともとずっとやり続けていることだから」(コビ)
√「科学をトコトンまで進めて、自前の新しい宇宙を作り出すところまで行ってこその人類」(コビ)
√「人間って、記憶よ。記憶は知識で、知識は知恵になる。人間の甲斐は知恵なのよ」(コビ)
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【メモ】
パホイホイ溶岩とアア溶岩。
(ブラタモリ)