2020年10月21日水曜日

見つけた肉は、まず母グマが食う

 

2020年10月21日 水曜日/晴


『Dr. STONE』視聴メモ:

第13話「仮面の戦士」


硫酸に塩を混ぜて、その蒸留液を集める。その蒸留液が「塩酸」。で、「湯の花」をお湯で溶いて、そこに塩酸をぶち込むと「クロロ硫酸」になる/電気で塩水を分解すると「水酸化ナトリウム」になる。自分たちの尿から「アンモニア」。/千空、村に初めて足を踏み入れる(御前試合に出るという名目。いや、実際に出るんだけど)。ルリは千空を「知っている」と言う。千空の「苗字」を訊く。@ルリはすでに「石神千空」というフルネームを知っている様子。おそらく代々受けついで「伝承」の中にその名前があるのだろう。/御前試合が始まる。ど近眼の金狼、スイカのマスク(メガネ)で視力矯正して、マグマを倒す。(@でも多分、途中からスイカのメガネを使ったから失格になるんだろうなあ)


このアニメをドーキンスに教えてやったらきっと泣いて喜ぶだろう。ドーキンスファンは必見(きつめの「少年ジャンプ臭」には鼻をつまんで)。もちろん、小学生は男女問わず全員見るべき。将来、「生命教」で身を滅ぼさないために。



○『サンセット大通り』(吹き替え版)/2周目/Prime Video/


今回は吹き替え版で、しかも2周目ということで、よく中身が入ってきた。やはり、「映画の物語」を楽しむなら吹き替え版(自国語の音声)に限る。で、要するに、「女優」という「怪物」を描いた作品であり、あるいは、女優という「怪物」に魂の乗っ取られてしまった(取り憑かれてしまった)50歳の女ノーマ・デズモンドの話(語手の主人公ジョーが、「50にもなって! もう、大人になれ! 」と、ノーマに言い放つ)。



√人生の体験の多くは、説明もされず、結末もわからないまま終わる。つまり、あらゆることが「回収」されずに終わるのが人生で、そういうものだとあらかじめわかっていれば、臨終の時(あるいは、あれ、これでオレ死ぬんじゃねえか?という時に)にアタフタしたりジタバタしたりすることが多少は減るだろう。



√双方餓死寸前のクマの母子が一切れの肉を見つけた場合、母グマがその肉を食べれば、子グマは死ぬが、母グマは生き延びて、また来年子グマを産めるかもしれない。しかし、子グマがその一切れの肉を食べれば、母グマは死に、母グマの保護がなくなった子グマもじきに死ぬ。だから、正解は「見つけた肉は、まず母グマが食う」。