2020年10月13日火曜日

モルツのCMのせいで長年観たくてしょうがなかった『第三の男』をようやく観た

 

2020年10月13日 火曜日/曇り


モルツのCMのせいで長年観たくてしょうがなかった『第三の男』をようやく観た。Amazonのprime videoで。まあ、期待はずれ? 主人公ホリーのキャラがよくわからんし、ハリー(オーソン・ウェルズ)のキャラは更によくわからん。女主人公アンナがバカ女なのはわかった。主人公が途中でオウムに指を噛まれたのが、あとで、何かにつながるのかと思ったら、何もなかった。もう一度も観たら、面白くなるのか?



『Dr. Stone』第7話視聴/先に石化から復活したもの達の子孫の村が登場。千空、妖術使いクロムの「倉庫」を手に入れる。



岡田斗司夫ゼミの「プラダを着た悪魔」と「自己啓発」と「老化しない世界」を面白く視聴した。


「老化」は「病気」だという考え方は、まあ、その通りで、もっと厳密にいえば「遺伝病」。なぜ、老化が遺伝病なのかといえば、それは、「老化」という現象を、[自然淘汰=自然選択]が頓着しない/気にしないから。言い方を変えると、「老化」は自然淘汰をすり抜けられるから、今、この地上で生きている人間の全てが「老化」という遺伝病を持っている。老化が、自然淘汰を「すり抜けられる」のは、老化が「繁殖」の後に現れる症状だから。もっと厳密に言えば、繁殖後に生まれた次の世代が繁殖可能になるまで「発症」しないなら、その「遺伝病」は確実に遺伝していく。それが、今の人類を悩ます「老化」の正体。


だから、自然淘汰が「問題視しない病気」すなわち「老化」を防ぎたいなら、人工的な淘汰を行うしかない。人工的な淘汰とは、まあ、言ってしまえば、遺伝子編集で、例えば、なぜか100歳を超えたヘビースモーカーなのにピンピンしている個体に含まれる「特異的な遺伝子」を探り出して、他の個体の遺伝子に組み込んでしまう。そういう「乱暴」なことをすれば、人間の平均寿命は理論的にはどんどん長くなっていく可能性はある。


しかし、まあ、それは場当たり的な問題解決。というのは、結局は、「生命教」に囚われたままだからだ。知性こそが本質であると知っている我々からみれば、装置にすぎない生命の改善に拘泥したところで、結果は同じだから。50歳で死のうと、200歳で死のうと、1000歳で死のうと、生命という媒体に乗った知性では、宇宙を統べることも、乗り越えることもできない。生命の「力動」である「自己と他者」が「命取り」。