2020年7月1日 水曜日/晴/暑い。夕方から肌寒い
23年前に「余命50年」を宣告された香港が、それを待つことなく「臨終の時」を迎えようとしている。しかし、23年前、一体何人の香港人が、「約束」は守られると信じていたのだろう? 今「大騒ぎ」をしているのは、当時の子供か、まだ生まれてもいなかった者たちなのだろう。なんとなく、生まれる前から親や親類に結婚相手を決められていた子供が、年頃になって、その親たちの取り決めに抗っているような感じもする。そこにあるのは重油の海で溺れるような無力感。
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弁護士の本質は「集り(タカリ)」。法律で認められた集り。て、タカリってこういう漢字なのか、「あつまり」と全く同じじゃないか、と思って調べたら「あつまり」は送り仮名が違った。「集まり」。
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「フィッシングメール」の「フィッシング」はfishingと発音は同じだが、綴りが違う。phishing。造語である。→インターネットや電子メールなどを使って相手を騙し、カード番号などの個人情報を聞き出す詐欺行為。
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「不良」とか「つっぱり」とか「ヤンキー」とか「チーマー」とか「暴走族」とか、あと、或る種の「ヤクザ」も、みんな、一目見ればそれとわかる格好をしている時点で「従順」な人たち。「仲間とお揃い」の格好をしているわけだから、普通の中学生が学生服を着ているのと何も変わりない。本当に「怖い(逆に言うとオモシロイ)」のは、格好からは何をしている人なのか全くわからない人で、次に怖いのは、例えば、しがない中年サラリーマンにしか見えない殺人鬼もしくは殺し屋。但し、この場合は、「しがない中年サラリーマンにしか見えない」ので、正体が分かるまでは怖くも面白くもない。
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『ほんまでっかTV』を見た。65歳の同い年、さんま、所さん、郷ひろみの三人に10の質問を出し、彼らの元気の秘密を探るということをやっていた。「死ぬまでにやりたいことは?」という問いに対する所さんの「何もない」という答えに共感した。それに対する池田先生の「解説」=「動物的で、将来のことを思い悩むことなく瞬間瞬間を生きている。きっと長生きする」にも「確かになるほど」と膝を打った。あと、さんまが「ワイリーコヨーテ」(米アニメの「ロードランナー」の敵役)のマニアなのを知った。更に、意外に几帳面なのも判明した。しかし、さんま本人には几帳面の自覚がないのが面白かった。