2020年7月18日土曜日

基本、男は「生き続けている方が奇跡」の生き物。それを忘れちゃいけない。


2020年7月18日 土曜日/晴。風があり涼しい。



『雲霧仁左衛門』第4部を堪能した(お千代さん、テッキリ死んだのかと思った)。で、来週はどうかなと思ったら、別の番組になっていた。第5部は、さすがにまだ新しすぎるから、地上波ではやらないのか。それとも、コロナ騒動で撮影が中断しているのか?



不穏とな不可解とか不条理のキーワードで一緒くたにされがちだが、リンチの作品とハネケの作品は似て非なるもの。リンチの作品は観客をウットリさせるのが目的。ハネケの作品はフユカイにさせるのが目的。フユカイなことは、現実の世界に今も昔もそして未来もいくらでもあり、わざわざ下心丸見え映画を見てそんな思いをする必要はない。一方で、ウットリさせらるコトは現実の世界ではそうはない。故にリンチの作品は人気があるのだ。


そういえば、『What is David doing on today?』で、引き出し戸棚にニスを塗ったり、窓に鏡を貼り付けたりで、リンチは毎日忙しそうだ。



『ブラタモリ/伊豆大島』メモ:

▼『アンコ椿は恋の花』の「アンコ」は、地元の言葉で「姉子=お姉さん」。▼椿油の搾りカス(椿の種から搾る)には、たくさんのサポニンが含まれており、昔は、そのカスを包んだ布を水につけて出てきた汁で髪の毛を洗ったらしい。サポニンには水と油を結びつける性質があり(その時泡立つ)、シャボンの語源にもなった。▼ハマンカーは、地元の言葉で「浜の川」のこと。ハマンカーとは、即ち、海の近くの井戸である。火山灰やスコリア(溶岩の飛沫が固まってできたスポンジ状の脆い岩石)で出来た伊豆大島は、雨水がどんどん地面染み込む。ただし、海の水もどんどん染み込む。すると、島の内部で、海水と真水(雨水)の層が作られる。当然、比重の大きい海水が下の層で、移住の小さい真水は上の層になる(つまり、海水が「器の底」の役割をして、島の地下に雨水を貯める)。ハマンカーは、地下に出来た真水と海水の層のちょうどいい場所に穴を掘って、真水だけを汲み取る井戸。但し、飲み水には使えないらしい。



ファンでも何でもないんだが、三浦春馬という30歳の俳優が首をつって死んだらしい。『世界は欲しいものにあふれてる』というNHKの番組のMCをやっていて、何回か観たことがある。自殺の理由は公表されてないが、基本、男は「生き続けている方が奇跡」の生き物。それを忘れちゃいけない。