2020年7月5日 日曜日/晴。風あり。暑い
NHKスペシャル「人体」特別編「人類対ウィルス」:メモ
●「みせかけの無症状」=新型コロナウィルスが、自然免疫物質の発生を抑えるので、ウィルスが体内で増殖しているのに症状が出ない。→無症状で歩き回り、ウィルスを撒き散らす。
●【食細胞】(貪食細胞=マクロファージ:異物を「食べる」)→【キラーT細胞】(食細胞から得た情報を元に「感染した細胞」を探し出し「毒」を注入して感染した細胞ごとウィルスを破壊する)→【B細胞】(ウィルスに「シルシ」すなわち「抗体」を貼り付ける。抗体を貼り付けられたウィルスは食細胞の標的になる。
●「自爆攻撃」:食細胞が自爆して自らのDNAを撒き散らし、そのネバネバしたDNAで異物を絡め取る。食細胞の「自爆攻撃」 自体は、普通に見られるものだが、サイトカインストームが起きると、食細胞が次々と自爆していき、大量のDNAが血栓となってしまう。新型コロナの患者が「サイトカインストーム」が引き金になって死ぬ場合、直接の原因はこの血栓である。
●人体の機能で、ウィルス由来と考えられているもの
1)受精。ただし、中山教授によると、これは逆の可能性もある。つまり、人体が持っていた受精の仕組みをウィルスが感染に「利用」したというもの。
2)胎盤
3)長期記憶
●平均の10倍以上の抗体を作ることができる人がいる。
●免疫細胞の「手(HLA)」の形には地域差がある。アフリカの人々の免疫細胞はマラリアのウィルスをつかみやすい「手」を持っていて、東南アジアの人々のそれはハンセン病のウィルスをつかみやすい「手」を持っている。これが、ヨーロッパに比べて、アジアで新型コロナが「おとなしい」原因かもしれないと考える研究者もいる。
●「ファクターX」:日本で重症者や死亡者が少ない要因のこと。存在するかどうか自体が不明なので「X(エックス)」。
●「BCG」の予防接種が新型コロナに対する抵抗力になっているのではないかという説も、調査では否定されたが、まだ可能性はある。というのも、新型コロナ騒動が起きる前から、BCGを射ったことで、免疫全般がが「訓練されている」と主張する研究者はいたからだ。
ところで、タモリ、石原さとみ、ラグビーの福岡の、ウィルスや進化に対するコメントが、ことごとく[進化を理解しているつもりで実は全く理解できてない人々]のソレだったのには閉口した。