2020年7月7日火曜日

PART1: MY LOG HAS A MESSAGE FOR YOU


▼巨人に似た執事(のちにFiremanと判明する)が、クーパーに、レコードの針飛び音を示す。←この音は、過去に戻ったクーパーが若いローラを家に連れ帰ろうとして森を歩いている時に、ローラが消えるときに聞こえる音と同じ。

Fireman: Remember 430, Richard and Linda. Two birds with one stone.


▼図書館司書(ルース・ダベンポート)を殺したのは、やはり校長先生(ビル)なのだろう。そして、死体を運んだのも彼だろう。彼のボルボのトランクに残っていた肉片はそういう意味なのだあろう。彼はのちに、「やつらが彼女を殺した」と証言しているが、それはちょうど、リーランドがローラを殺したことを「BOBのせい」にしているのと同じ構造。つまり、校長先生もBOBに「取り憑かれている」のだ。だから、自分が殺したことを「覚えていない」のだ。物語的には、「ベッドの上のルースの生首死体」は、ちょうど「プラスチックに包まれたローラの死体」に相当する。つまり、わざわざあんなことをするのは、「BOBの趣味」ということ。ちなみに、BOB的存在は、その概念から言って、「一体」ではないはず。つまり、「宿主」の数だけ存在しうる。


しかしもちろん、Mr.Cに唆された[校長先生の妻]が[校長先生の弟]と共謀して、校長先生を陥れるために、図書館司書の生首とガーランドの胴体をベッドの上に運んだということもありうる。その場合、「証拠」を捏造するために、死体の運搬には校長先生のボルボを使ったのだ。ただ、この場合、図書館司書を殺害したのは、妻や弟ではないはずだ。彼らは、単にMr.Cから「こうすれば、邪魔な亭主(校長先生)を社会的に抹殺できる」と言われただけだろう。なぜなら、二人にとって本当に邪魔なのは、図書館書ではなく校長先生なのだから、どうせ自分たちで殺すなら、当人を殺した方がテットリバヤイからだ。(2020年7月7日 火曜日)