2020年7月12日 日曜日/曇り。涼しい
板チョコの溝は、板チョコを綺麗に折り分けるためにつけられているのではない。表面積を広げることで、製造したチョコを少しでも早く冷ますための工夫。(『デザインあ/デザイン問答』より)
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『Room to Dream』【メモ】
『DUNE』の撮影中。Duke LetoがBaron Harkonnenに歯に仕込んだ毒ガスを吹き付けて殺すシーン。Duke Leto(Jügen Prochnow)に取り付けた装置(パイプ)を通す気体(毒ガスに見せかけるもの)が熱すぎて、俳優が顔にひどい火傷をし、怒り狂った話。だから、完成した映画のあの場面は、fisrt takeで且つlats take。
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人間には感知できない、所謂「異世界」が存在しても別に構わないが、レビー小体型認知症や睡眠麻痺、あるいはパーキンソン病で体験しているものは、断じて、その「異世界」ではないからね。
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「死んでも構わない人間など一人もいない」から始めるとオカシナことになりがち。「理由」をつければ(見つければ、こじつければ)、「死んでも構わない」「死んでもしょうがない」人間が、作られがちだからだ。つまり、例外というやつ。例外のための理由は「強力(とみなせるもの)」がたった一つあればいい。「血が繋がっていない」「外国人だ」「異教徒だ」「遺伝病だ」「馬鹿だ」「人間ではない」などなど。「生き続けてもいい」理由が百万あっても、たった一つの「反対」で全てひっくり返ってしまう。それが「例外」というもののオソロシサ。
本当は「死んでも構わない人間しかいない」から始めるべきなのだ。「全ての人間は死んでも構わない」のだ。人間は誰一人として「生きる権利」を持っていない。にも関わらず、私も生きたいし、彼も生きたい。私が権利のないことを主張して、現にそれを認めさせているのなら、彼が同じことを主張した時、認めざるを得ない。なぜなら、私は何の根拠も後ろ盾もないこを彼に認めさせているのだから、根拠も後ろ盾もないからという理由で彼の主張を退けることはなできないからだ。
だからこうも言える。誰かを殺すことが許されるのは、現に死んでいる人間だけ。しかし周知の通り、死んだ人間はただ死んでいるだけなので、生きている人間に対して何もできない。そこで、生きている人間が「死んだ人間の代理」として、生きている人間を殺す。復讐の概念。